スケルトンハウス‐きまぐれCafe

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トイレで死ぬ

2022-07-23 14:58:25 | 社会・経済

 

 この記事、2・3月ならいざ知らず、暑くなったこの時期ではどうかと思います。
 でも現在元気な方にとって今年寒くなって以降の寒い時期に供える目的で読んでほしいと思います。

 2016年1月、消費者庁が「冬場に多発する高齢者の入浴中の事故にご注意ください!」と題した緊急リリースを発表しました。

入浴チェックポイント

 このリリースによると家庭の浴槽での溺死者数は、2014年には4866人に上り、2004年の数字と比較して約1.7倍も増えているようです。  そのうちの9割は65歳以上だそうです。
 寒暖差による突然死に注意しなければいけない時期のようです。冷えきった脱衣所で服を脱ぎ、入浴して温まる際もリスクが高まります。
 短期間での血圧の急激な変化が、心臓に大きな負担をかけるのです。血圧が急速に下がることで意識の低下が起こり、溺れてしまう恐れもあります。

 また、突然死全体のうち約5%を、高齢者のトイレでの脳卒中や心筋梗塞が占めると言われてます。
 さらに、心疾患による突然死の約8%がトイレでの排便中に起こっているそうです。真冬のわが家には、思わぬ恐怖が潜んでいるのです。

最大の原因が、温度差です。

 60歳をすぎたら、とくに危ないそうです。若い人だと血管が柔らかいので血圧が上がっても吸収できますが、高齢者は動脈硬化が進み、血管が脆くなっているので、血管が破れてしまう恐れが高いそうです。
 暖房が効いた居間から寒い脱衣所やトイレに行くなど、暖かい場所から寒い場所へ行った場合、血管が収縮して急速に血圧が上がる。
 そうすると、心筋梗塞や脳溢血、くも膜下出血などのリスクが高まります。

 また、冬場の早朝、夜間のトイレもリスクが高いのです。暖かい寝床から移動して寒くて血圧が上がったところで、さらに力む。そうすると、心筋梗塞や不整脈といった循環器系の疾患を起こす恐れが高まるのです。日本の家屋はもともと夏向けに設計されたものが多く、冬場の温度差が非常に激しいので要注意です。

 この伝で言うと恐ろしいのが、トイレで突然倒れてしまうこと。しかも、いかにも力んで血圧が上がりそうな排便の時だけではなく、気軽なオシッコの時にリスクが潜んでいます。

 ぎりぎりまでオシッコを我慢していると血圧が上がります。そして、オシッコを始めると急激に血圧が下がります。排尿で腹圧が下がることで、脳と臓器を結ぶ迷走神経の反射が引き起こされることもあります。そうした要因で意識を失ってしまいます。

排尿の直前にも、最中にも、そしてし終わった後にも失神のリスクはあるといいます。

 女性より男性のほうが注意しなければいけないと言います。その理由が「立ちション」だそうです。

 意識を失った時に、頭を打ってしまうと一大事です。とくに、立った状態からフラっと崩れ落ちると、ダメージが大きくなります。頭部や顔の外傷だけではなく、頸椎捻挫に至るケースもあります。










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