7月4日、日曜日の朝、いつものようにトーストを齧りながら新聞を流し読みし、最後のページ、TV番組表に目をやった途端、
(何だ、これは?)
番組表の午後6時直前にピンクの帯が、全TV局に亘って引かれていました。今までこのような番組表は見たことがありません。
「何なんだ?」
と思いながらよく見ると、帯の中には
『全国一斉地デジテスト』
と書かれている。
(・・・???・・・)
午後1時頃のテレビでは、15秒スポットで、地デジ化のキャラクター『チデジカ』が出て、“ジングル”も流れ、
「全国一斉地デジ化テスト!」
と告げる。
(全国一斉地デジ化テストて何だ?)
5月27日に(社)日本民間放送連盟による報道発表があったようです。完全に見落としていました。
「全国一斉地デジ化テスト」と銘打った1分間のミニ番組は、アナログ放送とデジタル放送で異なる内容の番組を放送し、この番組を視聴しているテレビが2011年7月24日以降どうなるかを映し出すものです。
アナログ放送を受信しているテレビには、アナログ放送が停波された時の所謂 “砂嵐”画面のイメージを映し出し、早めのデジタル対応を呼びかけます。
既にデジタル対応しているテレビには特に注意喚起すべきことがないため、デジタル対応していない2台目以降のテレビがあれば、これも早めのデジタル対応を呼びかけるものです。
全局一斉は今回限りのようです。
それぞれのテレビ放送局では7月5日以降も、この番組をもとに、独自に非サイマル(デジタル放送とアナログ放送が異なる内容)の地デジPR(15秒、30秒、60秒)を実施する予定とのことです。