2019年1月に開催された西神中央公園のとんど祭りで、その場で搗いた餅をいれた“ぜんざい”が振舞われました。

行事を予告した『ビバ!ニュータウンα版』でも、「ぜんざい」と記述されています。

関西では、「しるこ」は無いのでしょうか? 私の田舎では「ぜんざい」と「しるこ」のどちらもありました。一時期東京に住んでいたことから、関東では「ぜんざい」も「しるこ」もおなじもので、どちらも「しるこ」と呼んでいたと思います。
幼少のころ、関西以西にしか住んだことのない母親から、小豆を煮たまま、豆の皮が残ったまま作ったのが「ぜんざい」、小豆を煮て濾したもので作ったのが「汁粉」と教えられました。
おしるこ(お汁粉)とぜんざい(善哉)は、どちらも小豆(あずき)を砂糖で甘く煮て、餅や白玉団子を入れたものですが、両者の違いは関東と関西で異なるのでしょうか?

関西では使う餡の違いで区分
関西では、漉し餡を使った汁気のあるものを「おしるこ」、粒餡を使った汁気のあるものを「ぜんざい」と呼んでいます。粒餡を使ったもので汁気のないものは「亀山」や「金時」と呼ばれています。
関東では汁気の有無で区分
関東では、汁気のあるもの全般を「おしるこ」、餅に汁気のない餡を添えたものを「ぜんざい」と呼んでいます。
関東には、関西の「おしるこ」と「ぜんざい」のような区別はありません。
ただし、関東の一部地域では、使う餡によって区別している地域があります。漉し餡を使ったものを「御汁粉」、粒餡を使ったものを「田舎汁粉」という地域もあります。
また、「小倉汁粉」という呼称もあり、砂糖で煮た小豆粒に漉し餡を加えたものをいいます。
やはり、関東と関西では違いがあったようです。
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○ 株式会社ルックバイス 違いがわかる事典