薩摩川内市の田の神を3体紹介します。
樋脇町祢地山の祢地山バス停近くにある、祢地山の田の神です。田んぼを見下ろして建っています。
正面より。1790年の建立で、薩摩川内市指定文化財です。
大きな丸いシキをかぶり、右手にメシゲ、左手に扇子を持っています。
後姿は陽石になっています。
性を意味するのは、稲穂は雄しべ、雌しべがないと実らないから、また江戸時代は男性中心の社会だったからだと考えられています。
中村町正込にある正込の田の神です。
正込バス停近くの道路脇にあります。
正面より。左が田の神、右が六地蔵塔です。
右手に大きなメシゲ、左手に扇子を持っています。
六地蔵塔。
入来町浦之名にある竹原田(たこいだ)の田の神です。
国道328号と県道川内加治木線の交差点を樋脇町へ行くと、左に食堂があり、その隣にあります。
大きな丸いシキをかぶっています。
後姿。建立は1754年です。