goo blog サービス終了のお知らせ 

鹿児島の自然と食

鹿児島の豊かな自然(風景、植物等)、食べ物、史跡を紹介します。

福山の夫婦イチョウ

2022-09-12 | 巨樹・古木

霧島市福山町の宮浦宮の夫婦イチョウを訪ねました。

 

鳥居の前から見た夫婦イチョウ。

 

宮浦宮社殿。

 

境内から見た夫婦イチョウ。紅葉の頃や、イチョウの葉のじゅうたんの頃はきれいです。

 

向かって左のイチョウ。幹周り7.6m、樹高38.6m。

 

右のイチョウ。幹周り7.55m、樹高38m。ほぼ同じ大きさです。

樹齢はいずれも千年以上という説と、600年位という説があります。

 

左のイチョウの下から見た夫婦イチョウ。

 

左のイチョウの根元。

 

反対より見る。

 

右のイチョウの下から見る。

 

右のイチョウの根元。1791年の大火の傷跡があるそうです。

 

左のイチョウの近くに、イスノキ(ユスノキ)の古木が2本あります。

材質は硬く、木刀の材料になり、示現流の剣術で利用されるそうです。

 

根元。虫こぶという、表面が硬く中が空洞の殻が葉に付き、穴をあけると笛になります。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

宮毘神社のカヤと力石

2022-09-08 | 巨樹・古木

霧島市国分上之段の宮毘神社を再訪しました。

 

鬱蒼とした樹木に囲まれた宮毘神社。左はイチョウです。

 

社殿。右奥にカヤがあります。

 

御神木のカヤの全容。

 幹周り:4.9m

 樹高:24m

 樹齢:500年以上

 

下部。材質は硬く、建築用、彫刻用に用いられるほか、囲碁・将棋盤に最適だそうです。

 

根元。種からとった油は最高級の食用油となり、また薬用に用いられるそうです。

 

反対から見た根元。

 

中部。

 

境内を覆っている上部。

 

境内の力石。若者が力自慢をした石です。

ここを再訪したのは、力石研究者(高島愼助 元四日市大学教授)の依頼で大きさを計測するためです。幅41.5cm×39.5cm、高さ42cmです。

 

反対より見る。世の中には、いろいろな研究をする人がいるものです。

 

案内板。重さは推定80キログラムです。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一之宮神社のスダジイとナギ

2022-08-14 | 巨樹・古木

いちき串木野市にある一之宮神社のスダジイとナギを紹介します。市来インターのすぐそばです。

 

スダジイが茂る一之宮神社入口。

 

鳥居の横に仁王像があります。

 

阿像。

 

吽像。

これらの2体は、昭和63年に奉納された新しいものです。

 

阿像の隣にある頭部が破壊された仁王像。

 

吽像の隣の仁王像も破壊されています。

 

鬱蒼とした参道。右の木はナギです。

 

根がつながった夫婦木。つながった根を触ると、縁結び、夫婦和合、子孫繁栄にご利益があるそうです。木はユス(イス)の木です。

 

参道の左にある御神木のスダジイです。

 

下部。

 幹周り:5m

 樹齢:300~400年

 

根元。

 

反対から見た根元。

 

大きく枝分かれした上部。

 

参道のナギ。複数自生しており、これは最大級のナギです。

地域の人たちが自生するナギの種を集めて栽培し、60本を参道などに植えてきました。

 

下部。ナギは「凪」に通じることから航海のお守りとなり、また丈夫な葉から縁結びの木とされ、神社に植えられることが多いです。

 

参道のナギの若木。

 

社殿。周りにもナギが植えられています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

向田七社神社のイチイガシ

2022-07-18 | 巨樹・古木

霧島市霧島川北の向田七社神社のイチイガシを紹介します。

 

道路から見たイチイガシの全容。

 幹周り:6.4m

 樹高:30m

 樹齢:300年以上

 

下部。イチイガシは樫の中で最も堅く、魯、農具の柄、やりの柄などの用材に用いられてきました。

 

前の写真の右から見る。

 

根元はどっしりして風格があります。

 

反対から見た根元。

 

中部。

 

境内を覆っている上部。樹勢があります。

 

社殿。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

飯倉神社(川辺の大クス)

2022-07-14 | 巨樹・古木

「豊玉姫神社の水からくり」の記事で、豊玉姫の子供と、豊玉姫の妹の玉依姫の間に生まれたのが、天皇家初代の神武天皇であると書きました。

豊玉姫を祀る神社が豊玉姫神社、玉依姫を祀る神社が川辺の飯倉神社です。その飯倉神社へ行きました。

 

飯倉神社。右が川辺の大クスです。

 

道路から見た大クスの全容。

 幹周り:16m

 樹高:25m

 樹齢:約1200年

 

鳥居側より見る。鹿児島では、蒲生の大クス、志布志町安楽の大クスに次ぐ巨木です。

 

下部。

 

落雷で幹が3つに裂け、1本が枯死しました。根元は大きく空洞化しています。

 

別の角度から見た根元。

 

大クスの反対側にあるクスノキです。

 

下部。大きく枝分かれしています。

 

うっそうとした境内の向こうの社殿。

 

神武天皇の母の玉依姫を祀る飯倉神社。創建は和銅年間と古いです。

 

変わった形の狛犬です。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小牧八幡神社のイチョウと仁王像

2022-07-06 | 巨樹・古木

指宿市小牧にある八幡神社のイチョウと仁王像を紹介します。

 

八幡神社。左がイチョウです。

 

前の写真の右から見たものです。このイチョウは、昭和15年、紀元2600年記念樹として植えられました。

 

下部。紅葉の頃もきれいでしょう。

 

根元。

 

濃い緑の中部。

 

上部。境内には、このイチョウの2代目もあります。

 

鳥居の下に仁王像があります。

 

両腕と下半身がありません。

 

境内を進みます。

 

前の写真の右の杉。幹から大きな枝が直角に延びています。

 

社殿の右にも仁王像があります。

 

左腕と下半身がありません。

 

階段の灯籠です。

 

八幡神社社殿。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大井上神社のスダジイ

2022-06-28 | 巨樹・古木

姶良市加治木町の大井上(おおいがみ)神社のスダジイを紹介します。竜門小学校の東にあります。

 

大井上神社。一番高い木が、最初に紹介するスダジイです。

 

階段下の左に田の神があります。

 

座像です。

 

参道の階段を上がります。

 

前の写真の階段左側に鳥居があり、その先にスダジイがあります。

 

斜めに生えているスダジイ。

 幹周り:5.6m

 樹高:12m

 

根元。

 

神社側より見る。

 

中部。

 

上部。まだ樹勢があります。

 

社殿です。

 

社殿の右にあるスダジイ。

 

根元。

 

社殿の右奥にあるスダジイ。

 

社殿の左にもスダジイの古木があります。

 

3つの石祠の奥に、根元が空洞化したスダジイがあります。

多くのスダジイの巨木に囲まれた神社です。

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

竹田神社の大楠と石抱きイヌマキ

2022-05-18 | 巨樹・古木

少し前のことですが、南さつま市加世田の竹田神社へ行きました。

 

用水路に架かる石橋の向こうの竹田神社。鳥居の左が大楠の一つです。

 

竹田神社社殿。島津忠良(日新公)を祀る神社です。

 

丸に十の字の石灯籠。

 

境内から見た2本の大楠と、右はイヌマキです。

大楠は、日新寺の前身で室町時代に建てられた保泉寺の頃からの老木です。

 

前の写真の左の大楠。

 

下部。

 

イヌビワが寄生しています。

 

2本目の大楠。

 

1798年の日新寺の大火で焼け、傷跡が残っています。

 

根本は空洞化しています。

 

隣にイヌマキの古木があります。

 

幹の下部が裂け、中に石があります。

 

近景。根が石を抱いている木はありますが、幹の中に石がある木は初めて見ました。

 

3本目の大楠。

 

幹が大きく裂け、痛々しいです。

次回は日新公の墓へ行きます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大汝牟遅神社の大楠

2022-05-08 | 巨樹・古木

日置市吹上町の千本楠から大汝牟遅(おおなむち)神社へ行きました。

 

参道を進みます。

 

神社(左側)の前の通り。ここで流鏑馬が行われます。

 

大汝牟遅神社です。

 

境内にクスノキの巨木が何本かあります。大楠は右奥です。

 

境内の石橋と大楠。

 

社殿。

 

大楠は左ですが、樹高は右のほうが高いです。

 

大楠の全容。南薩一の大楠です。

 幹周り:14m

 樹齢:1000年以上

 

新緑の上部。

 

中部。オオタニワタリが寄生しています。

 

下部。

 

根本は空洞化しています。

 

イシノコンボサア(石の子望神様)。子持石または子産み石といわれ、子授け・安産の神様として信仰されています。

願をかけ、小石1個を持ち帰り、出産後は2個の小石を納めます。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

千本楠

2022-05-07 | 巨樹・古木

日置市吹上町の千本楠へ行きました。

 

大汝牟遅神社の参道です。この右に千本楠があります。

 

参道から見た千本楠。

 

クスノキの巨木と祠。

 

20数本のクスノキの巨木があります。

 

龍が這っているようなクスノキ。

 

神話によると、大汝牟遅命下向の時、クスノキの杖を地面に刺したところ、これが根付き、親木になって増えたそうです。

 

前の写真の右の、地を這ったクスノキ。

 

斜めのクスノキ。

 

根本がくっついたクスノキ。

 

奥のほうに、かたまって生えています。

 

明治43年、日英博覧会に出品した切り株は、樹齢800年だったそうです。

 

根本が苔むしたクスノキ。

次回は大汝牟遅神社へ行きます。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする