まんまるログ

融通性か?和・洋・中・無国籍・ジャンクとなんでも食べる胃袋と脳みそ。

チョコレート・ドーナッツ

2015年02月18日 | 映画
映画チョコレート・ドーナッツを見た。

1979年、カリフォルニア。
シンガーを夢見ながらもショーダンサーで日銭を稼ぐルディ。
ゲイであることを隠して生きる弁護士のポール。
麻薬依存の母の元で育ったダウン症の少年・マルコ。
アメリカの片隅で3人は出会った。

ルディとポールは魅かれあう恋人(ゲイカップル)
あるとき、ルディの近所に住むダウン症の少年マルコの母親が薬物所持の罪で逮捕された。
施設送りになるならと、ルディとポールはマルコを引き取って育てることにした。
2人はマルコとともに幸せな家庭を築き始める。

ずーっと3人で暮らしたかった。

君と笑っていたかった。

毎日、毎日が続いていけばよかった。

それだけで幸せだった。
ルディを演じるアラン・カミング。

マルコを見つめる彼の目。
慈愛に満ちている。

好物のドーナッツを食べ終わって笑うマルコ。
その表情が本当に美しい。
笑顔に嘘がない。
じんわりと涙が流れた。

ゲイのカップルと知的障害を持つ少年。

彼ら3人に社会の偏見と理不尽がおそいかかる。
家庭局,監護局,裁判所。
ルディとポールはそれでもあきらめない。
しかし…真実は捻じ曲げられる。
社会の秩序という常識の枠の中で、マルコの人生は終わる。

 3日前の空

ラストシーン…アラン・カミングが歌うボブ・ディランの名曲「I Shall Be Released」は観る者(聴くもの)を圧倒する。

とてもいい映画だった。


















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