まんまるログ

融通性か?和・洋・中・無国籍・ジャンクとなんでも食べる胃袋と脳みそ。

ラスト ナイツ…騎士道物語

2016年07月23日 | 日記&映画
会うたびに同じ事を喋る人。
年輪を経ても変わらない。

「お若いですね」…笑い顔だが目から下の表情筋に弾力がない。
お顔は老けておいでですのに…お若いですね。
私自身もそんな風に思われているだろう。
相手の変化が見えない…自分自身も頑なではりはりになっている。
心が硬く固まってしまったらそうなる。

そんな風に年を取りたくないと思いながら…暫し話し込む。
お付き合いは大切な事。



ラスト・ナイツは二度見た。

日本では大晦日でお馴染み“忠臣蔵”のハリウッドリメイク。

監督は紀里谷監督…映像の鬼才・

主演はクライブ・オーエン、モーガン・フリーマン、アン・ソンギ。
三人三様顔の表情を見ているだけでうなる。
名優である。
好漢クリフ・カーティス、伊原剛志 狡猾アクセル・ヘニー渾身の演技。

三度目を見ている。

封建的な帝国・権力欲に憑かれた大臣・理不尽に斬首された領主。

領土を奪われ屋敷を焼かれ…その日暮らしに落ちる一族郎党。

刀をすて身分を隠し、領主の仇を討つ為に潜伏して時を待つ騎士達。

酒におぼれ、刀を質にいれ娼婦を買う…身を持ち崩すクライブ・オーエンが身につまされる。

大臣のスパイの目を欺くにしても半端物にはできない芸当。

これでもか これでもか まだまだあります まだやるのか という潜伏期間が見ごたえ十分。

「名誉は生まれながらのもの 誰もそれを奪えず 与えもできない」

高潔な心 忠誠心 勇気 正義感 “最後の騎士達”が死を覚悟して不正に挑む。

壮大で優美な映像でせまる王道の物語。

やっぱり映画は感動する。


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