カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

子供の頃馴染んだ秋の実り

2017-10-27 09:36:52 | 日常あれこれ
 一昨日からウオーキングコースを出来るだけ街の周辺部にして、自然の植物に触れてみることにした。

 自然界の秋の実りは人があまりタッチしない場所にヒッソリと営まれている。

 
 (たわわに実って口をあけた、アケビ)
 直ぐ傍には、新興の住宅団地が出来ているのだが、開発を免れた場所には以前の植物がそのまま残っている。

 植物はそのままの場所で生きるしか術がないが、動物はいなくなってしまう。

 鳥たちも少なくなったのだろうか、普通ならアケビが口を開ければあっという間に鳥の餌になるところなのだ。

 アケビは子供の頃はご馳走で、種が多すぎるのが難点だが私はとても好きだった。

 今時アケビを食べる子供などいないだろうし、だいいちアケビそのものを知らないだろう。

 
 (カラスウリ)
 黄色に熟れた実は、確か冬場に近所のオバサンがアカギレなどの場所に塗ったら良いと言っていた記憶がある。

 食べたら多分もの凄い苦さだと思っていたし、今でもそう思っている。

 匂いという「臭覚」で、苦いという「味覚」を感じるときが時々ある。

 苦い匂い・・・この妙な感覚。私だけではないと思うのだが・・・。

 
 (むかご)
 山芋は、根っこは山芋として食し、つるの先に実が成る「むかご」はそのまま、焼いたり茹でたりして食べたことがる。

 花なのかどうか、よく知らないが三辺に均等に分かれたものが沢山ぶら下がっているが、子供の頃はその三角を千切って唾を付け自分の鼻にくっつけて、天狗だなどと喜んでいた。

 他にも沢山の秋の木々には実が成っているのだろうが、何かしら子供の頃から見慣れたり馴染んだものに目が向いてしまう。

 住宅の直ぐ傍の、ありふれた雑木林沿いの午後の道なのだが、誰一人とも会うことがなかった。

 「街は人田舎夕日に染められる」

 
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