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カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

読書の冬

2018-02-03 11:27:10 | 本と雑誌
 町の図書館がしばらく休館になる。

 理由は知らないが、本を借りに行ったら返却予定日が通常の2週間ではなくて、とても長かった。

 ちょっとした改修でもするのだろうか。

 取り敢えず3冊借りてきた。

 
 「極北」マーセル・セロー(著)村上春樹(訳)2012.4中央公論社(刊)

 これは年明けに数冊借りた中の一冊で、他は読んでしまって期限には返した。

 ところがこの本は10ページちょっと手前で滞ってしまって、他の雑事に忙殺されているうちに返却期限が来た。

 仕方なく返却に行って、またまた借りてきた。

 他に詩集を2冊プラスしたりして、通常より長い閉館に備えた。

 極北の厳しい環境の中の物語で、立ち上がりから重い。

 いわゆる大物の予感がするので、じっくり読みたいと脇に置いておいた。

 この連日の、冬眠を余儀なくさせる冷え込みに閃いた。

 読むのは今しかないな・・・と。

 まだ読んでないけど・・・。

 
 「永遠の詩03 山之口貘」2010.1小学館(刊)
 「黒田三郎詩集 支度」  2009.12岩崎書店(刊)

 1903年と1919年生まれで、どちらも60歳で亡くなっている。

 山之内貘の、「僕ですか?これはまことに自惚れるようですが、びんぼうなのであります」という言葉どおり底抜けに貧乏でそして、明るくしたたかな詩を残している。

 黒田三郎の詩は初めて手にしたが、表題の「支度」の後半部分、「心の支度は、どうでしょう。もうできましたか」という文を目にして、読んでみようという気になった。

 両者に共通するのは、戦前・戦中・戦後を生きた人の逞しさである。

 いずれにしても、2冊の詩集は読み終えたが長編がまだ残っている。

 さて、この猛烈な冷え込みの中で「極北」を読むことになるとは・・・。

 「さすが水下りが楽と知っている」

 

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コメント (2)
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