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カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

傾いたお堂

2017-04-29 09:58:33 | 熊本地震
 ウオーキングなどと格好つけているが最近はのんびり散歩になりつつある。

 被災の町を元気にウオーキングは馬鹿みたいに見えるし、張り切りすぎは健康に良くない。

 といいつつ、実際はもうそんな元気はないというのが実態なのだが・・・。

 解体が進んで日頃見たこともない風景が広がって、今まで通ったこともない道があることを知る。

 
 (傾いたお堂)
 教育委員会が益城町33箇所巡りパンフレットを配布し、生涯学習課が健康のため巡りましょうと奨めている箇所には含まれていないが、こうしたお堂は沢山ある。

 もちろん無事なものは少なくて殆どのお堂などが傾いているが・・・。

 2~3年前から巡り始めて、あと5~6箇所を巡れば33箇所達成というところで地震で中断した。

 わざわざカメラを向けたのは、建てられた看板の文句に興味があったからだ。

 「町の貴重な文化財なので、勝手に移動などはしないで下さい」といった旨のことが書いてあった。

 なるほど、一帯が更地なのにポツリと傾いたお堂だけがあれば、復興の邪魔だと一時移動された挙げ句、忘れ去られることにもなりかねない。

 
 早春の頃一度刈り込まれた河川公園の芝生の広場も訪れる人も少なく、ハルジオンの花が咲き誇る草原を思わせる。

 これはこれで悪くはない風景ではあるのだが、手入れが行き届かない結果としての風景の広がりに思いは複雑となる。

 生きる場所、生活する場所の確保整備が先ず優先で、こうした文化的な施設や史跡の復興はずっと後になるのだろう。

 衣食足りての心のゆとりということなのだろうから仕方のない話か。

 
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