Mayumiの日々綴る暮らしと歴史の話

日日是好日 一日一日を大切に頑張って行きましょう ξ^_^ξ

過ぎたるは猶及ばざるが如し ~~且_(^-^*)

2012-03-20 05:01:27 | Weblog

子貢問う。師(子帳)と商(子夏)と孰(いず)れか賢(まさ)れる。

子曰く、師や過ぎたり、商や及ばず。

曰く、然らば即ち師まされるか。

子曰く、過ぎたるは猶及ばざるが如し。

孔子のお弟子である子貢が「子帳と子夏とどちらかが優れていますか」と尋ねました。
孔子は言いました。
「子帳は遣り過ぎで、子夏は足りない」。
「それでは子帳の方が優れていますか」と尋ねれば、孔子は「行き過ぎは不足と同じ様なものである」と言いました。

「過ぎたるは猶及ばざるが如し」の解釈では多々ありますが、他の解釈には「やり過ぎなよりか、少し足りな目がマシだと云う」と云うのもあったりで、何気にキッパリとしない様な、でも出過ぎた真似をしなさんなと取れば、そうなのかナ~と思ったりし、難しいところですが、でも、現代的にとか、積極性を考えたとしたならば「やり過ぎてみる」「遣れるところまで突っ走ってみる」、所謂、「限界まで挑んでみる」と云うことの方がピッタリと来る様な気がしています。
足りない者や遣ろうとしない者は、力が足りなく実力や能力が劣っている、自分には出来っこないと決めてかかっているからだと考えられますね。
「過ぎたるは猶及ばざるが如し」はとてもイイ言葉だけれど、逃げ口上にしては成らないと私は思います。

主人が元居た会社の若い職員が、「給料が足りない・・・」って話をよく聞くらしいのですが、「仕事を待っているだけだから給料が少ないんだろう」と返すらしいのです。
仕事とお金は別なもので、懸命に仕事に向かった結果でお金が着いて来たと言うならまだしも、どれだけの能力があるのかも発揮せずに、お金のことを言うのは破廉恥なことである。
お金をたくさん得たい目的も一つの生き方ではあるけれど、その為に失うもの、捨てなきゃ行けないものって一杯あるのだよ。
寝る間も休む間もなく、食事の時間さえ惜しみ、化粧やお肌や髪のお手入れもする気も起きず、友だちや恋人とのお付き合いも出来なく、当然遊びに出る時間だってないんだし、フッと想うことは私は明日の朝には生きていやしないかも・・・。
早朝出勤や残業で、確かにお給料は多くいただいたけれども、いったい私は何をやっているんだろうと虚しさに包まれていましたが、走り出してしまった事に、止まるには返って勇気が要ったし、私は止まれなくなってしまった。
誰も休む大切さを言ってはくれなく、当の私も休むとか辞めるなんて甲斐性のない者のすることだと罪悪感に追われていました。
でもね、当時の自分を懐かしくも今思い起こせば、イキイキと輝いて一番キレイだった頃だったって想うんですよ。
私は、26歳でした。
私は結婚しないのだろうと漠然と感じていた頃でもありましたが、幸いに良い人(主人)と出会って、主人との仲だけを言えば大した波乱もなく、今こうして、私的に考える「お金」と「仕事」について幾らかは語れる立場にあります。
自分や家族の生計も成り立たせなく、無駄飯喰いの者がお金のことを言うなんて、子ども以下で恥ずかしくないんだろうかって思うのは、私がウンと齢を重ねたってことだね。
私がこうして50半ばに成って財産と思うことって、仕事をする上で得た多くの経験だったと思います。
仕事をやれたなら、家事育児だって段取りと云う点じゃ共通している事で何でもないことなんだとの哲学(?)があり、ただ、人からや他からお金をいただくって事は、如何に得手勝手な自分を殺して行けるかと大変厳しいものだと考えています。

月曜日と火曜日の晩の楽しみは、BS日テレの「孔子伝」。
難しそうでツマラナイ様で、さすがの主人も「見ていれば面白くなって来たナ~」と言うのがシメたもの。
本で論語を読むのは大変だし(でもこれだって面白いヨ)、ドラマや例えばアニメで見られるのって好いですよねッ。
学び、そして実行してみること、礼儀や道徳観を養って行こうとするその生き方が、たとえ大金持ちには成れなくたって、全うする人生として豊かになって行けるのではないか。


「春分の日」。
旧暦二月、卯の月の中気で、この日、太陽は真東から昇って真西に沈み、昼と夜の時間がほぼ等しくなります。
一般では、この日を春の「彼岸の中日」と言い、国民の祝日の一つで「春分の日」(元は春季皇霊祭)になっています。

「暑さ寒さも彼岸まで」と言うには、昨日や一昨日降った雪は冬に逆戻りした風です。
我が家周辺じゃまだ雪が真っ白だったりしますが、朝方氷点下でも真冬のそれとは全然違う感じがしています。
降り積もりながらも融けて行き、そんな風景を窓から眺める毎日です。

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