美輪明宏さんのドキュメンタリーと映画「黒蜥蜴」を、恵比寿の東京都写真美術館でやっていると知り、行ってきました。
9月29日までです。
時間の都合で「黒蜥蜴」だけ見てきました。
この映画、ビデオショップでは借りられないんです
美輪さんのファン、多いようで会場は満員。若い人も多かったです。
江戸川乱歩原作、1968年公開のこの映画、いま見るとツッコミどころ満載です。
たとえば、誘拐や時間トリック、探偵の尾行シーンなどなど~~。
ファッションや新幹線のシーンも興味深い。当時は、禁煙なんて考え、なかったんですね。
笑ってみていましたが、後半、舞台しつらえの密閉された空間になると、俄然冴えてきて彼女の独壇場、その妖艶さと演技に魅入られてしまいます。
彼女の大ファンで、映画の脚本も書いたという三島由紀夫も特別出演。
その出演シーンには思わず笑ってしまいますが。
相手役の明智小五郎に「七人の侍」(黒沢明監督)で、若い侍を演じた木村功。
これはミスキャスだとは思いますが、まあ、三輪さんの一人芝居みたいなものですので~~。
舞台版も観たくなりました。
「黒蜥蜴」ですから、きものも当然、黒蜥蜴コーディといきたいところですが、いいお天気で単衣の黒は着る気になれず
その上、蜥蜴モチーフも持ってないなあーー、まあ、ここはふつうのコーディということで勘弁してもらます(誰に? はい、三輪さんに)。
映画のあとは銀座で人に会う用件もあるということで、おとなしめです。
写真美術館の、この空間が好き
前の写真は写真家植田正治さんの「砂漠の妻」。ファンです。
ここで巡り合えるとは思ってもみなかった。嬉しい
で、きものはピンクベージュの単結城に麻・上布のお気に入りの紅型
緑の帯揚げ
いつも落ちてくるので、クリーム色の道明でしっかり締めて。
最初の一本で 土台を作り、その上に輪ゴム一本使いの夜会巻き。
髪を少し広げながら上にもっていきました。
お手本はこちら
「美人になるきものヘア」(アシェット婦人画報社)
次は舞台の「黒蜥蜴」観に行きたいです。
それまでには、妖艶な「黒蜥蜴」コーディ整えておくからね(誰も期待していないって)
しかし、この方も御年78歳。黒柳哲子さんと同い年だって。
最近、年齢重ねた方の活躍が目立ちます。
それとも私の興味がそっち向きになったのかしら?
この人たち見ていると、ほんと、「年齢って何?」って気がしてきます。
応援ありがとうございます。
年齢はただの数字?