本日の東京は久しぶりに
太陽が顔を出し、
やはり気持ちいいものです。
朝、台所に置いた
ガラス食器が太陽の光を受けて
きらきら輝いていました。
写真ではうまく写らない。
さて、
昨日の読売新聞朝刊に拙著
「あるもので工夫する楽しい節約生活」
(大和書房)を、載せていただきました。
この、目まぐるしい出版界で、
一年近く経つのに、
増刷、広告とは有り難いことです。
最初は結構叩かれ、
いろいろ言われましたが、
少しずつ、
「いや、役に立つよ」と
言ってくださる方が増えて、
徐々に認知されてきたのかもしれません。
お陰で二冊目も。
「年金5万円が教えてくれたお金のこと」
(マガジンハウス社)
お金のことについて書くのは
結構抵抗があり、
迷いもしました。
途中で鬱状態になり、
やめようかとも思いましたが。
そんな心弱いユウウツを
ぶっ飛ばしてくれる一冊はこちら。
「我が友スミス」(石田夏穂著・集英社)
スミスとは
筋トレマシンのことです。
トレーニーとは
筋トレに励む人たちのことです。
20代後半の主人公は、ある日
「自分を変えたい」と筋トレに励むことに。
ひょんなことから、
筋トレの大会に出場することになりますが、
その大会では
不自然な笑顔、
髪を伸ばす、
化粧、ハイヒールなどなど、
つまり「女性らしさ」が評価規準に
なっています。
そこに違和感を覚えながら、
それでも目的に向かいハードな毎日を、
トレーニングハイに動かされながら
向かっていくのですが。
いや、面白いです。
筋トレへの偏愛、
女性の身体に向けられる世間への違和感、
それらが秀逸な比喩を使いながら
語られています。
そんなわけで、
女性の身体に向けられる世間との
感覚のずれ、
それはシニアという存在に
向けられるずれとも
共通していることがあるんだよね。
つまり、
「00はこういうものだ」という
思い込み、かな。
そんなものを少しずつでも
ぶっ壊してみたい。
それにつけても
ロングセラーは嬉しい。
というわけで、
本日は
70代になっても
違和感を感じる、
そしてその違和感の正体を探る、
忘れない、という話でした。
最後までお付き合い
ありがとうございます。
応援ポチ
励みになります。