ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

私たち、「日本人は死んだらどこに行くのか」

2017-09-09 11:01:06 | 死について

 

シニア登録したものの、ブログの記事、

シニア関係があまりないね、と言われた。

 

はい、シニア自覚あまりない、というか、

私にとってのシニアは、

年金でも介護保険でもなく、

終末整理と死。いまのところ。

 

年金、それほどもらえないし。

 

そこで読んでみた。

「日本人は死んだらどこにいくのか」

(鎌田東二著・PHP新書)

 

言霊の力」(角川ソフィア文庫)の表紙は

賽の河原のイメージ。

 

この方、先にちょっと触れた

日本女性、顔も姿も観世音?」

 

日本人の心の在り方はどんなに風に

出来上がったのかを、宮沢賢治など、

いろんな人物を通して研究している方。

 

ちょっとスピリチュアルが入っているけど、

決して偏っていないです。

むしろその偏りを研究しているというか。

 

たとえば天国や地獄のイメージ、

そこから起きる、いろんな考えや行動。

私たちはそれを両親、

祖父母から見聞きした話や感じたことから

作り上げている。

 

その両親や祖父母は、その両親や祖先から~~。

 

こうして日本人の心性ができていくわけだけど、

それって長じて、科学や理屈で訂正しても、

いざとなったとき、どうしても出てきてしまう。

立花さんの臨死体験と「死はこわくない」

 

このなかで紹介したキューブラー・ロスは

死んだら蝶になると教え続けてきたのに、

ご自分が死ぬときには

「死にたくない・死にたくない」

と取り乱したそうです。

 

 

本は、宮沢賢治の「銀河鉄道」から始まって、

そう、子どもの頃には、少し怖かった銀河鉄道。

この銀河は、死んだ後の世界を探す鉄道だったのですね。

今頃言うか~~。

 

そこには、たとえばキリスト教徒が下りる駅とか、

仏教徒下りる駅とか、

乗客たちの下りる駅が

それぞれ違う。

主人公はジョバンニはたった一人残されて~~。

 

「銀河鉄道の夜」(くもん出版)より。

キリスト教の人が下りた駅の天国のイメージ。

 

本が「日本人」と限定してあるのは、

ある宗教に属していても、

日本人にはアニミズム、神様はどこにでもいる、

という考えがどこかにある、と著者。

私も、そう思う。

「千の風になって」との歌が愛されているのは、

そんな人が多いからでは。

 

著者は、古事記から平家物語

~浪のしたにも都のさぶらうぞ~

と古書からSNSまで引き合いに出しながら、

日本人の死への向き合い方を辿っていきます。

 

私は、死んだら何もないと思っていますが、

子どもたちには、

死んでも見守っているからね」

と言い伝えたい。

私自身、亡くなった母が夢に出てきて

救いになったこともあるし、

~~それは無意識に誰かに助けを求めている

せいではあるのですが~~

 

そんな風に思うことで、

乗り切れることがあると思うからです。

 

 「銀河鉄道」より

 

 

で、死んだら「私」はどこに行くのか。

それは、私の母のように、

「先に逝った父のところに、

ようやく行ける。嬉しい~~」

いわくつき、お守り小紋で遊んでみる」

 

こんな風に、好きな人がいる場所に、

行きたいと思うのであります。

 

お祭りの季節です。

どこからか祭囃子が聞こえてきます。

これも祖先を祭る、

日本人には欠かせない行事ですね。

夕方、覗いてきましょうか。

 

「天国のイメージいろいろ、で、どんなところ?」

 

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
すぐそば (紫苑)
2017-09-12 21:30:57
あるばとろすさま
すぐそばというのはいいですね。どう解釈するかだけですから、自分がちゃんと楽しく生きていけるような考えをすることにしましょう(笑)
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死んだあとのこと (紫苑)
2017-09-12 21:28:32
亜雅紗さま
そうなんですね。ご両親ともなくなっているのですね。私と同じですね。介護の心配がないのはあるいみ気楽です。死を考えることはどう生きるかを考えること、でも日本人は「死んでからは死んでからのこと」と考える人も多いそうです。これも日本人、あれも日本人~~、日本人はいろいろ混ざってて、そこがいいところではないでしょうか。
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どこへ (あるばとろす)
2017-09-10 17:22:18
私も最近親族を何人か見送ったので、死んだらどこへいくのだろうとよく思います。実は次元が違うだけで、すぐそばだったりとかするかもといろいろぐるぐる考えています。あとは分からないので生きているうちは一生懸命生きればいいかなと思っています。
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自分の終末整理より親の後始末がぁ(TT) (亜雅紗)
2017-09-10 14:07:55
うちも色々ありますがもうどちらの両親も亡くなっているのでまだマシかもしれません。
友人たちは皆さん大変です。90前後になって心身が不自由になっていく両親(でもプライドは高い)をかかえ、お金持ちほどほったらかしにしてたいくつもある大きな家の整理、相続、特に本家筋にある人は見たこともない親類のお骨のことで苦情を受けて交通費をかけて飛び回らないといけない。
この世は確かに憂き世だねーと友人たち。死んだ後の事は死んでから考えます。行き当たりばったりですみません。
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