ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

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刺繍絵画でコツを学ぶ?

2014-05-19 08:17:49 | アート・文化



先日NHKの日曜美術館をたまたま見ていたら「刺繍絵画」の紹介をしていました。

これは、絵具ではなく刺繍糸で絵画を繍った作品のことです。

先日「紅会の刺繍展」に行ったときに、春信の浮世絵作品を、刺繍で繍った作品を目にして、すごいなあ、と思っていただけに、こういう分野があるんだと知りました。

毬刺繍帯で日本刺繍・紅会の展示会」


番組で紹介されてたい作品は、いま、三井美術館で開催されている「超絶技巧!明治の明治工芸の粋」のなかで展示されているものですが、これがまた素晴らしい。


P5113157



まず、この屏風の孔雀。絵具で描いても傑作ですが、近寄ってみると、これが

P5113158一針、一針繍 ってあるのがわかります。

番組では親切?なことに作り方まで説明していて、

この羽根の部分は、糸を何回も重ねあわせて立体感を出しているそうです。

P5113160

 

そして、まさに「画龍点晴」ともいうべき孔雀の目の部分。

P5113159

ここは、黒い部分を小さくすることで鋭さを出していとか。

なるほど、大きな黒目ではお人形でもわかるように可愛くなってしまうんですね。




これは化粧するときでも同じかも??

鋭さを出したいときは、あまり目を大きくしないとか~~??

色の複雑さは何本もの糸を撚りあわせて作るとか、刺繍をやっている人には常識的なことでも、シロウトはなるほどと思うことしきり。


P5113161
実際にできるかどうかとは別のことではありますが、

少しはわが拙い、拙すぎる刺繍にも役立つのではないかと思った次第でした。



三井美術館で展示している「超絶技巧!」は、幕末から明治にかけて、たとえば刺繍なら、先の大奥での着物のように刺繍を生かす仕事がなくなってしまった。そんな職人たちが、自分の技を生かすために発展させた分野だそうです。

ほかに刀剣やら甲冑やら、これもすでに必要なくなった分野の技術を生かすための工芸が展示されています。



ーー不必要になった技を「今」に生かす、これってビジネスにも通じることではあります。

7月の中旬までやっているそうだから、時間を見て覗いてみたいと思います。

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
写真でも素晴らしさがわかるので (うまっち)
2014-05-19 10:44:06
写真でも素晴らしさがわかるので
実際に見られたらより感動するでしょうね。


紫苑さん刺繍に活かされます様に…(*^^)v
紫苑様 (mipotan)
2014-05-19 11:50:36
紫苑様
三井美術館いかれたのですね。
素晴らしい刺繍ですね。
是非行ってみたいです。
絢爛たる羽を背負って鋭い眼光!
これぞ美の極みでしょうか。
作者の研ぎ澄まされた感性を感じますね。
いつも色々な情報ありがとうございます。
これからも楽しいレポート期待しています。
うまっちさん (紫苑)
2014-05-20 07:54:15
うまっちさん
実際に生かすには生きている間は無理でしょうね(笑)
まあ、知っておこうというレベルです。
mipotanさん (紫苑)
2014-05-20 07:55:07
mipotanさん
まだ三井美術館には行っていないんです。ごめんなさい。誤解しますよね。これはテレビの紹介です。
でも素晴らしいですよね。
あ、これ私も観ました。 (雨龍)
2014-05-28 15:40:14
あ、これ私も観ました。
すごかったですよね~。
個人的には刺繍絵画よりも金属工芸に興味があるのですが、いずれにしても是非是非いきたい展示会です。
雨龍さん (紫苑)
2014-05-30 09:57:46
雨龍さん
これ本当にすごいですね。写真を撮ってみて改めて思いました。こういうところもブログのいいところですね(笑)。見流すところ、何度も見直せます、いいのかな、と思いつつ(笑)

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