ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

いまさらですが、「七緒」の色手ほどき帖

2015-01-10 08:17:30 | パーソナルカラー・コーディ

 

きものに夢中になると、「はきもの」「いきもの」「やきもの」と「きもの」と入ったもののは素早く目がいくようになりました。

で、いまは「色」に夢中?

で「色気」だろうが、「色もの」「色ボケ」だろうが、「色」という字が目に入るとすばやくキャッチ。つい手に取ってしまいます。

そんな紫苑が古本屋で見つけたのは、古い七緒の「色」てほどき帖の号。

2013年の9月発行ですから、一度はこの号も手にとった記憶はあるのですが、当時はスルー。まだまだ色にまで手が届かなかった。

これはもう永久保存版だなと思うほど、いまの紫苑のテーマにぴったり。

もう細かい文字でびっしりと内容詰まっています。

仕事の資料より精読して、目が痛くなってしまった。

トップページは、「似合う色お見立て隊」

小林さんというスタイリストがおっしゃるには、「顔立ちや髪の色などは、ひとまずおいておいて」と、いわゆるPC選びとは一味違う。

「優先させることは、着物を着てどこに行きたいのか。何をしたいのか」ということだそう。

そう、ワタクシめも、短い、あまりに短い学びながら、きものの場合、似合う色というより、「その着物を着て、どういう雰囲気になりたいかなのでは?」と思っていたので、この言葉はわが意を得たり。

洋服のPC選びとは、また違う選択法を教えてくれます。

彼女お勧めの色は「淡い色」メインであり、これがすべての人の当てはまるとは限りませんが、まずは雰囲気大事ということで頭に叩き込みました。

で、ほかの特集では、秋月洋子さんと杉山優子さんという対照的なスタイリストが、「お題の着物に何色を合わせるか」を協演。

シンプルな秋月さんとビビットカラー好みの杉山さんの、意外な色合わせ、すごく参考になります。

どちらがどちらでしょうか、わかりますか。

杉山さんの「白や淡い色でどこか抜け感を出す」というのが気になりました。

そして、すぐに役立つのは、帯揚げや帯締めの差し色の法則。

 

着物と帯、シンプルには、帯揚げ、帯締め、両方メリハリをつけて対抗色、

シンプルと大胆のケースは一方を利かせて一方をなじませ。

こんなにしっかり読んだ特集はないぞ。

とまあ、いろいろ色のことを学んだあと、ふと裏表紙を見ると、「awai」さんの広告が。

きものの紺に帯の白、帯揚げに紅、帯締めに赤。半襟の白さがまぶしい。

潔いきもの姿が美しい。

この、むしろ定番色に一番、色めきたったりして。

色の特集の裏にこういう広告を出すところが「awai」さんのセンスを感じます。(いつも出していたのかもしれないけど~~)

色の世界、あっちもこっちもなかなか一筋縄ではいかないものです。

関連記事

梨花さんの和生活、もいいけど」こちら秋月洋子さんのスタイリング

すべてコスプレの潔さー椎名林檎さん→こちら杉山陽子さんのスタイリング

着付け師お仕事バラエ&KIMONO姫」

励みになります。

応援ポチ嬉しいです。

にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ
にほんブログ村にほんブログ村 ファッションブログ ふだん着物(和服)へ

コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 娘のお迎えのきもの―久米島紬 | トップ | 常盤貴子さんのアンティーク... »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ホミリー)
2015-01-10 11:31:38
紫苑さん
色についてのお話、勉強になります。
私も、「どこか抜け感を出す」というのが好みです。

余白は、ゆとりや安らぎを感じさせるだけでなく、そこに配置されたもの、もしくは周りを際立たせる効果があると思っています。

着物の醍醐味である「柄on柄」も、もちろん好きですが、「無の空間」を重要視する日本画や日本庭園も好きなので、無地場の多い着物や帯が好きなのかもしれません。

紫苑さんのお着物姿は、どのコーデでも、意味のある「無の空間」がバランスよくあって、とても素敵で、参考にさせていただいています。

「素敵!」と思ってもらえるとき、着物にだけ目がいくのでなく、TPOや背景に合った「着物を含めた全体の雰囲気」が素敵だと思ってもらえるのが理想です。
返信する
Mrs.ハン (紫苑さま)
2015-01-10 19:39:42
習い事関係は 柔らかモノが多く

普段着るのは 織りモノです

どちらの着物も 帯は黒か白ベースです

これは 京都の人の着方に多いらしいんですが

紫苑さまのBlog 拝見してたら

色んな帯を上手に使われて居るので

ウチも 「挑戦」するつもりで

シツケ付いた儘の 黒絣紬に更紗の帯…

緑の大島に更紗の帯…

どちらか

明日の用事に 着て行こう思うてます

やっぱ 地味ですやろか~?

今年は シツケ付いてるモノ

全部 外して着て行く事目標にします
返信する
抜け感 (紫苑)
2015-01-11 09:33:40
ホミリーさん
いつも参考になるコメントありがとうございます。なるほど、日本画や日本の庭園って無の空間を確かに大事にしていますね。それで、本来はきものも抜け感があるとほっとするですね。なるほど、ものすごく納得しました。
返信する
地味は粋の (紫苑)
2015-01-11 09:35:32
Mrsハンさま
わあ、嬉しい。ぜひきものお召になってください。
どちらも頭のなかで考えるだけで素敵なコーディです。黒は地味ではないのですよ。黒に更紗、なるほど、今度、私も試させてください。
返信する

パーソナルカラー・コーディ」カテゴリの最新記事