ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

長襦袢はチラ見せ下着、だと思う

2018-02-02 18:49:39 | しきたり、ルールについて考えた

 

先の「色っぽい長襦袢」で質問があったので、

追記しておきます。

襦袢をカットの裾除けの上につけるのは

晒を半分に折っただけ。

輪の部分を襦袢に縫い付け、

上部そのまま開けておくだけです。

紐も付けず、そのまま両端を折りこむだけで

止まります。

Tさま

ポケットを付けるわけではなく、縫いっぱなしで

自分に合った場所に補正タオルを入れます。


また、

胸用補正は、特に補正用下着に付けなくても

これだけで使えますね。

本では面テープで固定していましたが、

これも付けるのが大変。

両端を折りこめばとまりますよ。

 

さて、長襦袢について思いをはせながら?

過去の映画などを

あれこれ見ているうちに、

長襦袢って、チラ見せ下着ではないか

と思いました。

あるいは「だった」の

過去形かもしれませんが。


襦袢は、着物の汚れを防ぐためとの

実用的な意味もあり、

コメントで教えていただいたように、

後ろから襦袢の襟を見せてもおかしくない、

とのことです

☆以下コメントからです。

祖母は、襟が汚れないように、

肌襦袢の襟は長襦袢の襟から少し出すとか、

足さばき良く裾は短くとか言ってましたね。

本来下重ねは、表を汚さないためですから

納得してたけど、

今では真逆を教えているのですよね


Aさんからは~~。

「出して着る人に男性が多い」

ということがわかりました。

なぜかというと、

男性は「皮脂」が多いからみたいです。

男性や女性よりも概して衿が汚れやすく、

ましてや衣紋を抜かないので、

襦袢の衿は後ろまで出して着る人が

多いようなんです。

(男性全員がそうだとはもちろん言いませんが)

はい、この映像は「小説吉田学校」(森谷司郎監督)の

森繁久彌さん演じる吉田茂です。

紋付の礼装ですが、襦袢の襟、

出していますね。


なるほど、

Aさん素晴らしい。

ありがとうございます。



で、長襦袢、汚れを防ぐという実用面も

あるけど、一方では「ちらりと見せることで

色気を出す」効果もあるあったのでは

ないかと思いました。


「古都」の芸者さん。

「細雪」でおなじみの市川崑監督は、

実家が呉服問屋だったので、

着物にはとても詳しい。

だからこの方の映画のきものは

とても参考になります。


少しオーバーにしても、「おはん」では

二人の女優の長襦袢が色気の大きな要素に

なっています。

吉永小百合、大原麗子のきもの対決」


この手の襦袢映像、

映画では事欠かないわけで、

しかし、戦後、というか

着付け教室で教えるとき、

この「チラ見せ襦袢」は

封印されてしまった~?

衿やら袖やら裾やらから

襦袢見えていると、それこそ飛んでくる人も。

夏キモノ・カンペキじゃなくても許してね」


これは「長襦袢」=下着=見えてはいけない、

との思いからではないでしょうか。

だから注意してくださるのはある意味、

親切。

洋服では故意見せファッション以外、

下着見えていたらちょっと、

という感じだもんね。


京都踊りの師匠。という設定。

こういう方には誰も何も言わない。



ではなぜ、襦袢を見せない着付けが正しい?と

思われるようになったでしょうか。

まるで着物で身を守るがごとく

きっちりした着付けを

教えるようになったのは~~?


ある推測ができます。

少し長くなったので、この件については、

もう少し調べて書きます。

いや、調べているうちだんだん面白く

なってきました~~。

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コメント (6)
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