先に「フランス人は10着しか服を持たない」(大和出版)に因み、ではきものもと、紬から10着選んでみました。
江戸小紋を着る機会があったので、ついでに「柔らかもの」を出してみました。
リビング照明なので、色が出ない(泣)
まずは江戸小紋、右から青緑系、リーフシャドー鮫小紋、グレー絞り。黒地鹿紋。
このほか先の「きもの遠近法」で着用の黒鮫小紋、ほかに普段着用に二着くらいあるかな。
これはお気に入りカーキ色の訪問着
「本琉球帯・代官山の朝倉邸」で着用。
しかし、訪問着といったフォーマルきものは箪笥の奥に仕舞ってあるので、出すのに一仕事どころか二仕事。
そこでこれまでの写真を転用して10着。色無地はほかにも黄土色、漢方染などあったな。
しかし、この書籍の趣旨で「10着選ぶ」のは、質のいいものを普段でもどんどん着用、そのための10着。
ここで洋服ときものとのズレが出てきました。
紬は、まあ、どんないい物でも、元来ふだん着用。
現在ではホテル会食やレストランウエディングなど、もうほとんど場所を選ばなくなりましたが。
しかしファーマルきものは、逆に普段にきるのはちとオカシイ。
まあ、そのほか、きものの特徴として
1 季節柄というその時期だけ楽しめるものがある
2 小紋は、一着をまた違う雰囲気では着用できるけど、やはり実用よりおしゃれ度のほうが高い。
それに、これはファッション全体に言えることですが、ファッション、おしゃれって、どこか「見せびらかしの心理」というものがあるのではないでしょうか。
「ほら、こんないいものを持っているのよ」
「ほら、こんなに安いのよ」(これは紫苑ですが~~、安さ自慢もジマンの一つ)
人さまのファッションを見て楽しむのも、お洒落の醍醐味。
シンプルな白いシャツとパンツだけで着こなすおしゃれも素敵ですが、カラフルなおしゃれを楽しみつつ、センスアップのための試行錯誤もまた楽しいもの。
「フランス人は10着~~」の著者、服を持ちすぎる見本として「セックス&シティ」というドラマの女性たちを引き合いに出していますが、彼女たちのファッションが「シンプル」だったら、あれほどの話題にはならなかったと思うよ。
おしゃれって、本来文化の一種だから「無駄」なもの、贅沢なもの。
いつも同じシャツを着ているおしゃれさんは、同じシャツを何枚も持っていたり、ね。
それで日々元気になれるなら、多少クローゼットがいっぱいでもいいのでは~~、とこれは安物買いの紫苑の言い訳かもしれません、ね。
とはいえ、やはり似合わないもの、もう着用しないものは、値段に関係なく破棄。
おしゃれかシンプルか。
また植田さんの写真に登場していただきます。
やはり、真ん中が紫苑として(笑)、まだおしゃれのほうを向いているわ。
おしゃれでセンスある断捨離実行者って、ものすごくハードル高いです。
でも、こういうこと実際にやると、箪笥のなかを改めて見直し考えるから、決して無駄ではない。
すっきりするしね。
同じようなもも重なっていたり、もうこれ以上いらないわ、との自覚も出る。
まだまだ雑念の多い紫苑ですが、まずは洋服の10着を決めましょうか。
今回の敗因は、ファーマルきものを入れたこと、次には普段おしゃれ着の小紋だけの10着、懲りずにやってみたいと思います。
気が向いたら
応援ポチ嬉しいです。