心象風景 絵描きブログ

美術のこと、旅のこと、いろいろを心象風景を描くようにつづる絵描きの雑記。

ガラスのカタツムリ

2018-09-25 23:09:32 | 日記

ガラス製のペーパーウェイト。透明なガラスと白濁のガラスとでできている。

かたつむりは「でんでんむしむしかたつむり・・・」の歌でなじみ深い。雨の日によく出会った。

ゆっくり動くようすがおもしろくて、部屋の中にひもを張って、かたつむりを乗せた。

より高い方へいくと聞いて、そのようすを確かめたかった。

あまりにゆっくりなので、さすがに退屈してちょっとその場を離れた。

戻ると、かたつむりの姿はない。どこを探しても見つからず、行方不明になったまま。

あんなにゆっくりなのに、なぜ急に姿を消したのか、今でも謎。

初めてフランスで出会った「エスカルゴ」は、カルチャーショックだった。

ぼんやり聞いてはいたけれど、実際に油まみれのむきだしのカタツムリを見て、仰天した。

食文化の違いを否定する気はないけど、食べることはできなかった。今でも・・・

ペーパーウェイトとなったカタツムリはかわいい。紙の上にじっとしていてくれるはず。

でもでも、ひょっとして、目を離したスキにいなくなったりするのかな。


雲間に満月、みーつけた !

2018-09-24 22:49:36 | 日記

「今日は中秋の名月」と聞いたら、やっぱり見てみたくなった。

天気予報は雨だったので、ほとんどあきらめていた。でも、雲間に見つけた。まんまる月。

ススキにお月見団子。どれも名月の引き立て役。

さて、自分はどうなりたいかな。月か、すすきか、月見団子か。

すすきがいいかな。風に揺れて、いずれどこかへ飛んでいく。

風にのっている間はたくさんの景色が見られるだろう。たくさんのものに会えるだろう。

どこに落ち着くかはわからない。どこにも落ち着かないかもしれない。

落ち着かなくていい。光らなくていい。

たまたま出会った風に乗って、未知の世界を旅するだけでいい。

そんな生き方してもいいのかなぁ。「無駄 !」って叱られそう。


祭の音

2018-09-23 22:31:57 | 日記

うたた寝をしていたら、にぎやかな人の声に起こされた。窓下に見えたのは神輿。

大勢の男の人が神輿を担いだり練り歩いたりしていた。

秋祭り真っ最中。明日はこども神輿も出るらしい。

東京は、なんたって人が多いから、祭もにぎわう。狭い道が人であふれてる。

祭の真っただ中うたた寝をするものがいても、人出にはほとんど響かない。

来週は踊り中心の祭。それもまた、毎年たいへんな賑わい。

その日も、きっと、うたた寝してるんだろうな。そして、笛太鼓の音で起きるのかな。


ゆる〜く同期会

2018-09-22 23:45:38 | 日記

中学校の同期の集まりがあった。岡崎で3年をともにして、今は関東にいる人たちの会。

この会を何度か重ねるうちに、新幹線で参加してくれる人もふえてきた。

卒業後の報告やら、中学時代の想い出やら、話は尽きない。話をしていると、気分は中学生。

「えっ、そうだったんだ」 「そうそう」 「じつは、ちがうんだよ」

 パンドラの箱か、浦島太郎の箱か、ひとつひとつがきらきらしてる。

同じ体験に全く違う印象をもっていることに気付かされることが多い。

誤解したまま何十年も生きるってこと、普通にあるのだと知らされる。

おいしい食事をしながら、ゆる〜い時間を過ごした。それがまた、きらきらの記憶になる。


雨ならではの眺め

2018-09-21 23:30:55 | 旅行

 

教室が終わって、ゆっくり歩いていていたとき、つい雨の音につられて、駅の外に出た。

岐阜駅の空中歩道が雨のおかげで静まり返っている。

ゆるやかにカープする木製の歩道はしっかり雨を受け止めて、まるで川のように見えた。

今まで気にしていなかったベンチがめだっている。

舟だよね。長良川の鵜飼の。

人が座っている時には気付かなかった。雨,ありがとう。空中川に出会えた。