木版画「シマウマ」。カタログ見開きいっぱいで、ほぼB3の大きさ。
以下、カタログに紹介されているエッシャーの言葉。
彼はもともと鮮やかに黒と白に色分けされている自然界のモチーフを題材にして、
黒と白の明確な表現の木版画を作ることには反対していた。私には彼の声が、
昨日のことのように聞こえるーーー「シマウマっていうのは生きている木版画だ。
そのシマウマをもう一度木版にすることは、自制しなくちゃいけない。」あとになって、
彼自身が木版画で<シマウマ>を制作していたことを知り、私はどんなに驚いたことか。
エッシャーのとは違うけど、「シマウマっていうのは生きている木版画だ」に驚く。
あらゆるものを木版画の素材として見ていたのだろうか。
この版画、遠目で見ると、みごとな迷彩柄とわかる。メスキータも楽しんだに違いない。