心象風景 絵描きブログ

美術のこと、旅のこと、いろいろを心象風景を描くようにつづる絵描きの雑記。

メスキータ展 その1

2019-07-23 23:46:56 | 美術

東京駅のステーションギャラリーで、メスキータ展を見た。

「メスキータ」という名を知らなかったが、坂本先生に教えていただいた。

メスキータは19世紀末から20世紀初頭にオランダで活躍した画家・版画家・デザイナー。

美術学校の先生でもあり、エッシャーも指導を受けている。

メスキータはユダヤ人だったため、アウシュビッツで亡くなった。

エッシャーたちがアトリエに残された作品を守り抜いたという。

そのおかげで今こうして見ることができたというのだ。

正面の看板は、木版画「ワシミミズク」。シャープで繊細であたたかい。

展覧会場で感動して心が震えた。8月18日まで開催。もう一度、ぜひ見たいと思っている。