山手線の車内、空席が多いので、ゆうゆうと座った。
一駅二駅過ぎるにつれて、ますますゆったり気分になって、背中をシートに任せた。
びっくりして振り返った。予想外の場所に何かが当たる。
よく見ると、背当て部分にカーブがついていて、背中をしっかり受け止める形なのだ。
今までまったく気づかなかった。電車によって違うのだろう。
それにしても、なんと贅沢なことか。これだと詰めて座ることはできない。
というより、ずれて座ると気持ちよくないだろう。着席人数限定が目的かもしれない。
明治村のレトロな電車は座席は板だったように思う。日本、ずいぶん豊かになったもんだ。