モンサンミッシェルに再び行ったのはつい先週のことなの
ですが、その間に日本への出張が入っていたので、もう
ずいぶん昔のことのような気もします。しかしまた明日の
夜は日本に行くために香港の空港です。旅が続きます。
しかし、9月にモンサンミッシェルに行ったばかりなのに
10月にも出かけました。この二ヶ月だけを見れば、「毎月
モンサンミッシェルに行っている」ということになります。
そんなに頻繁にここに出かける人はそうはいないでしょう。
10月に撮影の仕事の立ち会いで3日間くらい滞在したので
すが、9月にはその下見でちょっと立ち寄ったという感じ
です。9月の時点ですでに朝晩はかなり寒かったのですが、
10月はもっと寒くなっていました。特に海沿いはかなり
冷たい海風が吹きまくり、ネルのシャツに、フリースに、
ダウンを重ね着して、毛糸の帽子をかぶり、マフラーを
してもまだ寒かったです。
モンサンミッシェルは天候が変わりやすいとは聞いていた
のですが、それは本当でした。雨が降ってきたかと思うと
少ししたら青空がやってきたりしました。それほど雲の
動きが速いということです。
虹が出ました。
だだっぴろい草原に出た虹を見つけたときは得した気分に
なりました。
また別の場所でも虹を見ました。
撮影はすべてモンサンミッシェルを遠望する場所で行い、
島の中では行いませんでしたが、島の中をちょっと見学する
時間はありました。
以前の記事モンサンミッシェルでも書きましたが、
島に入ると細い小道の両側が土産物街になっています。
レストランやホテルもあるのですが、これがまたいい感じ。
この入り口の近くのオムレツで有名なお店でオムレツを食べ
ました。私は、カルバドスのお酒でフランベしたやつを。
火が燃え上がっています。
テーブルの上に来ても炎はなかなか消えません。
しかしこのデカさ。
でもほとんど泡のようなメレンゲ状のオムレツは、実は
見かけほどの分量ではありません。しかし正直、噂にきく
ほど美味しいというものではないと思いましたが。
こちらは内側から見た教会の景色。階段を上まで登って
いったのですが、日頃運動不足の中高年にはかなりこたえ
ます。息がハーハーしました。
中は驚くほどいっぱいいろんな部屋がありました。
こちらはその一つ。
歴史が感じられます。
下のほうにある教会の前にジャンヌダルクらしき像が。
オルレアンの少女のジャンヌダルクがなぜこんな所にと
思ったのですが、調べてみたら、ジャンヌダルクがお告げ
を聞いたのは、じつは大天使ミカエルからなんだそうで、
このモンサンミッシェルの教会の塔の一番上に付いている
のも大天使ミカエルの像なのですね。8世紀にこの島に
いた僧侶のオベールさんは、「ここに教会を建造せよ」と
のお告げを大天使ミカエルから聞いたということです。
大天使ミカエルつながりということで、ジャンヌダルク
の像がここにあるというわけなんですね。
ところで、こちらは雑学ですが、モンサンミッシェルを
中国語でどのように表記するのかというとこんな感じ。
Mont Saint Michelの最初のMontは「山」という意味
なので、中国語では最後に山がつきます。
「サンメイシェル山」というようなことになります。
どこの山かと思うのですが、ここも山といえば山ですね。
かつては巡礼の人たちが集まった総本山であり、今では
観光客が集まる総本山でもあります。
しかし日本人観光客の多いこと。
観光客にとって、ここは目指すべき山なのでありましょう。
よろしければ、こちらもついでによろしくお願いします。
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