南の国の会社社長の「遅ればせながら青春」

50を過ぎてからの青春時代があってもいい。香港から東京に移った南の国の会社社長が引き続き体験する青春の日々。

セーヌ河にかかる橋の錠前は永遠の愛の証

2010-10-23 18:05:08 | Weblog
金曜日の朝、仕事で行っていたモンサンミッシェルを出て、
車でパリに移動。前日、打ち上げで、ワインを飲み過ぎて、
寝坊してしまい。大慌てで荷物を詰めて来たので、持って
きたパリのガイドブックなどもスーツケースに入れたままで
荷物を預けてきてしまいました。会社のアートディレクター
の人と、まさに行き当たりばったりの旅になってしまいま
した。

私はパリには数回来たことがあるので、だいたいの方向感覚
はあるのですが、アートディレクター氏のほうは始めて。
パリの空港で、小一時間メールを送ったりしていたので、
残された時間は数時間。私は夜の飛行機だったのですが、
アートディレクター氏のほうは3時間くらいしか時間があり
ません。事前にはルーブルに行こうかと話していたのですが、
食事等をしていたら、その時間もありそうもありません。

凱旋門の近くで食事をして、かすかな記憶を頼りに、
タクシーでサンジェルマン・デプレまで。セーヌ河を渡り、
エッフェル塔を横に見て、サンジェルマン・デプレでタクシー
を降りたのですが、さて、どっちに行っていいのやら。
地図もないので、直感だけが頼りです。

たしか北の方角に行けば、セーヌ側に辿り着くはず、と記憶
していたので、太陽の位置と勘だけを頼りに、小さな画廊が
並ぶ細い道を歩いていくと、見事にセーヌ河に。そこに小さな
橋がかかっていたので、そこを渡ったときの写真が上の写真
です。橋の金網のところに錠前がいくつもかかっています。
何だかよくわからずに写真を撮りました。

後で調べてみたら、この橋は「ポンデザール」(芸術の橋)と
いう橋で、恋人たちは、この金網に錠前をかけて、その鍵を
セーヌ河に捨てるというのです。これで永遠の愛を誓うのだ
とか。でもあまりに錠前でいっぱいになりすぎたため当局は
錠前を一斉撤去したらしいのですが、それでも今でもこんな
感じ。公式には禁止されているらしいのですが、愛の力には
抵抗できません。



こちらはこの橋から、シテ島の方角を眺めた景色です。中州
になっているシテ島の両脇にかかっているのがポンヌフの橋。
その向こうにノートルダム寺院の尖塔の先が見えます。
欄干は錠前でいっぱいです。



こちらは、橋の反対側、オルセーやその向こうにエッフェル
塔がちょこっとだけ見えます。本当に天気がよい日でした。
この橋を渡ったところがもうルーブル美術館だとは知らずに、
歩いていたのですが、そんなこんなで、こちらが、シャンゼ
リゼ通り。



そしてこちらが夕方の凱旋門。



私はこの後、パリに住む、仕事関係の人と食事をしたのですが、
「モンサンミッシェルに行ったのだったら、どうしてサンマロ
に行かなかったのか」とか「せっかくパリに来たのにどうして
もう一日いられなかったのか。いろんな展覧会やっていたのに」
とかいろいろ言われたのですが、スケジュールが決まっていた
のでもうどうしようもありませんでした。

日本人にはあまり馴染みがないサンマロというブルターニュの
港町の城塞都市は、フランスではかなり有名なリゾート都市
だったんですね。モンサンミッシェルのすぐそばだったのに
そこに行けなかったのはとても残念だと言われてしまいました。

そんなこんなでパリを後にしたのですが、最後のパリの食事は
その知り合いの人がシーフードのレストランに連れていって
くれたのですが、フォアグラと、小さな鯛のような魚の料理で
したがとても美味しかったです。

フランスにはもっといられればよかったと思いました。
次に来られるのはいつのことでしょう。

よろしければ、こちらもついでによろしくお願いします。

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