南の国の会社社長の「遅ればせながら青春」

50を過ぎてからの青春時代があってもいい。香港から東京に移った南の国の会社社長が引き続き体験する青春の日々。

シンガポールの41歳の誕生日

2006-07-27 00:41:35 | シンガポール
8月の9日はシンガポールのナショナルデー(独立記念日)、
1965年の建国から41年を迎えます。ナショナルデーが近く
なると、街のあちこちで、この写真のような広告や、国旗
の飾り付けが至る所で見かけられます。

そう言えば、私の住んでいるアパートでも、去年、管理
事務所の人が国旗を配ってきました。窓のそとに飾るの
です。今年も飾らないといけないので、また探しておか
ないといけません。

シンガポールでは国旗に関しては何のアレルギーもありま
せん。これが日本との大きな違いです。日本の国だけが
過去の戦争の傷跡を克服できずに、国旗に関して必要以上
にうしろめたい思いを抱いてしまいます。

シンガポールでの国旗は、誇りであり、国を愛する気持ち
であり、社会生活を営む上での常識です。ナショナルデー
になると、「ハッピーバースデーシンガポール!」と言っ
て祝日を祝います。

今年は41回めのナショナルデーです。その41年前の1965年、
下町娘はまだ影も形もありませんでした。
私は小学校の4年生でした。その前の年に東京オリンピッ
がありました。総集編のフィルムを講堂で見て、感動した
ものです。世界にはいろんな国があるんだなと、一気に
目が世界に開けたものです。その頃まだシンガポールは
国として成立していなかったのですね。

この間、会社のスタッフが、ナショナルデーの切符があ
るので行きたければあげると言うのです。でも遠慮しまし
た。ナショナルデーの式典の切符は非常に人気で、なか
なか切符がとれないのだそうです。

8月9日が本番なのですが、その前に全く同じプログラム
でのプレビュー(予行演習)があります。数年前にお客
さんにプレビューの切符をもらって行ったことがありまし
た。

夕方前くらいから始まるのですが、コーラスあり、軍事
パレードあり、パラシュートでの降下あり、大統領入場
があり、首相挨拶があり、国歌斉唱があり、とてもとても
愛国的でありながら明るく楽しいものでした。

国民としての誓いの言葉みたいなのもあるのですが、みん
な立ち上がって、一言一言明瞭に発声しているのには
びっくりしてしまいました。

また毎年、ナショナルデーのテーマ曲みたいのを作り、
当日、はやりの歌手が会場で歌うのですが、これがな
かよいです。去年はいまいちでしたが、今年のは
どんなんでしょうか。

ではまた。