南の国の会社社長の「遅ればせながら青春」

50を過ぎてからの青春時代があってもいい。香港から東京に移った南の国の会社社長が引き続き体験する青春の日々。

霧の都(?)香港そして北京オリンピック

2008-07-30 00:33:04 | HONG KONG
今日、香港のワンチャイの喫茶店でコーヒーを飲みながら、英語の新聞を
読んでいたら、というか眺めていたら、一面はこんなスモッグの景色でし
た。これはひょっとして大気汚染が問題になっている北京?かと思ったら
香港の沙田(シャティン)の風景でした。ここは、北京オリンピックの
馬術競技が行われる場所です。中国は馬術のインフラがあまりないので、
馬術だけは香港なのです。

北京は大気汚染が大問題になっていますが、それにあわせたわけじゃない
のでしょうが、香港もスモッグです。数日前までは、からりとした青空が
奇麗な香港だったのですが、昨日は高温、そしてスモッグ。新聞によれば
月曜日は大気汚染の記録更新の日だったようです。この上の新聞に202
という数字が見えるでしょうが、これは大気汚染指数で、これが新記録
達成だということなのですね。で、同じ新聞にこんな漫画が出ていました。



馬が高温とスモッグでへなへなになりながら「ぼくが求めていた新記録
ってこういうんじゃないんだけどなあ」と言っている何ともわかりやすい
漫画。英語の漫画ってちょっとわかりにくいのが多いのですが、これは
実にわかりやすくて面白い。左側の係員がマスクをして大気汚染新記録と
いう見出しの新聞を読んでいます。そしてその後ろにスモッグに隠れた
オリンピックの五輪の旗。う~ん、何とも皮肉が聞いていてグ~!

しかしオリンピックは、香港も北京も大変なことになっていますね。
日本の新聞には、日本選手団に、工事現場で使う防塵マスクが配布され
たなんて記事が出ておりました。普通の風邪や花粉症のマスクじゃ、
北京の大気汚染には太刀打ちできないということのようですね。まあ
大事な選手がぜんそくとかになって実力が発揮できなかったら大変な事
ですからね。でその防塵マスクってのがこれ。


なんとも大げさではございませんか。こまかい塵をシャットアウト。
しかも排気用の弁までついているという優れもの。なんか本格的です。
オリンピックとは環境との戦いということなのでしょうか?
大気汚染の問題もあり、食品の問題もあり、水の問題もあり、サッカー
などでおなじみの野次&マナー攻撃(?)もあり、外国人選手にとって、
記録との戦いというよりもこれはもう生存競争、あるいは我慢大会と
言うべきなのかもしれません。選手の皆様お気のどくさまです。

もうじき北京オリンピックなのですが、これで本当に大丈夫なのかなって
心配になってしまいます。縁起をかついで、2008年の8月8日を
選んだのですが、もう少し気候の涼しい時期にしてもよかったのではと
いまさらとりかえしのつかない発言をしたりしても意味がありませんね。