南の国の会社社長の「遅ればせながら青春」

50を過ぎてからの青春時代があってもいい。香港から東京に移った南の国の会社社長が引き続き体験する青春の日々。

Facebookを騙ったフィッシング・メール

2009-10-30 18:26:43 | Weblog
以前、DHLを騙ったフィッシング・メール(Phishing Mail)について
書いたら、いまだにその記事へのアクセスが多いです。ということは
フィッシング・メールは結構問題になっているのだと思います。
御参考までに、このブログでフィッシング詐欺について書いたページ
は以下の通りです。

フィッシング詐欺には、くれぐれもご用心

DHLを騙った迷惑メール

9月の26日に最初の『DHLを騙った迷惑メール』という掲載をしたの
ですが、このときにはこれを「フィッシング」という詐欺メールだと
いうのさえ知りませんでした。

『フィッシング詐欺には、くれぐれもご用心』の中で、多少この詐欺
手口の概要に関して記載したのですが、「なりすまし」と言いましょう
か、有名な会社のふりをして、クレジットカードやパスワードなどの
個人情報を盗み出す極悪非道の手口であります。オンライン社会の中で
無防備で、疑うことを知らない善良なユーザーを狙って、手当たり次第
に攻撃を仕掛けてくるので、我々はこういう手口について知っておく事
が重要です。そうすれば余計な被害は未然にくいとめられます。

最近、立て続けに受信したのが、冒頭の画像にある、Facebookからの
メールです。差出人は"The Facebook Team"、アドレスは、
"confirmation@facebook.com"となっています。「お客様の安全を
おまもりするために、このたびあなたのパスワードを変更しました。
添付ファイルに新しいパスワードが入っています」
と書いてあります。

Facebookは世界的の大手のソーシャル・ネットワーキング・サービス
です。2004年にハーバード大学の学生だったマーク・ザッカーバーグ
が始めたもので、当初は大学生の間のネットワークだったものが、
高校生に広がり、世界的に拡大したもののようです。2008年には日本
版もスタートしていたんですね。私も登録したと思うのですが、ほとん
ど活用しておりませんでした。

ですので、パスワード変更と聞いたときに、ついつい信じそうになって
しまったのですが、このメールの書き方なんか怪しいぞ、と思ってみた
ら、DHLのときと同じようなパターンです。本当のところを確かめては
いないのですが、おそらくフィッシング・メールだと思います。

確かめたい気になりますが、触らぬ神に祟りなしです。余計なことは
しないほうがよいでしょう。こういうの、知らないとついひっかかって
しまいますね。あぶない、あぶない。

この手のメールは、何度か受け取っているので、何となく雰囲気でわか
るようになったのですが、パターンとしては、なんかファイルが添付
されている、冒頭の挨拶が"Hey"とか言って、やたらなれなれしい感じ、
手紙の締めも"Thanks"とかいう感じでカジュアル、そして名前を
名乗っていない。こういうのは無視するに限ります。

もう本当に、下手に信用していたらとんでもないことになりますね。
ネットの世界を生き抜くのは、ある程度人間不信(メール不信)になら
ないといけません。

ところで、まだたまにDHLからの偽メールが届きます。



こちらは最近届いたものですが、Manager Judson Mcdermottという
差し出し人です。でもメールアドレスはservices@dhl-usa.com。
住所が間違っているので、クーリエ会社が荷物を配達できない...
あれ、あんたんとこクーリエ会社じゃなかったの?DHLは配達に
どっか下請けの業者を使っているってこと?なんていろいろと疑問の
わく書き方なんですが、「このラベルをプリントしてもよりの郵便局
まで荷物を取りにきてください」って、怪しすぎる。何でDHLなのに
郵便局?どこの郵便局に行けばよいの?何でメールアドレスを知って
いるの?このメールに返信しないでって、質問があるときはどうすれ
ばいの?ってフィッシング・メールなので、質問しても意味がない
のですけどね。

この添付ファイルを開くとどういう仕掛けになっているのか、
ちょっと好奇心がわくのですが、触らぬ神に祟りなし、余計なことは
しないが一番です。

みなさん、こういうメールにはくれぐれもお気をつけくださいませ。