自然のシャワーを浴びながら:パート2

定年後の主人と晴歩雨読の日々。同じタイトルのニフティのブログ の続きです。

武甲山

2023-05-12 | 登山ハイキング
去年1月に三十槌の氷柱を見に行った時、武甲山を初めて見たSさんが行きたいーと。
せっかく登るなら山頂から羊山公園の芝桜が見れる時に行こうと提案した。
そして今日ピンコロ姉妹3人と、浅間岳のヌッシー(主)Y氏の4人で登って来た。
私は今日で4回目だったが、一番最近では2005年5月5日相棒とだった。
この時は大持山子持山経由で山頂を目指し、西武秩父駅まで下山というロングコースだった。
武甲山はアプローチが難儀な山で、横瀬駅から歩くと登山口まで1時間以上かかる。
今日のコースはヌッシーがアッシーになり、一の鳥居登山口から入山。(ヒメレンゲ)
途中車窓から採掘されて無様な姿になってしまった武甲山の姿を眺めながら。

車で行ける所まで走って、ちょっと楽チンして8丁目から歩きだした。(スカシタゴボウ)
山頂まで53丁目まであって、1丁目から2丁目まで2分目安だとか。
すぐに14丁目になりコンクリ道から山道になった。(オドリコソウ)
たくさんのマムシグサが生えている生川に沿った表参道。
左手には生川の清らかな流れを眺めながら。(ヒメウワバミソウ)
久々にピンコロ3人が揃ったのでおしゃべりに夢中になって。(18丁目)
不動滝が18丁目にあったが、チョロチョロとしか流れてなく迫力なし。
山道はこんな風に何カ所にも石が積んであって、我らも上に積み足して。
石積場もあり、全部武甲山で取れる石灰石。
大杉がある31丁目広場。

ヒトリシズカが群生していている所を通過。
小さな祠があったりして。
登りが急な箇所を過ぎたら、山頂下の広場35丁目でここにも大杉あり。
表参道コースは大杉が多すぎ!
大杉のみならず小杉の木だらけの表参道。
こんな両手を広げたお化けのような大杉も。
山頂に近づくにつれ石灰石が目立ち始め、登りもいよいよ大詰め。
またまた老木の大杉あり。

新緑と石灰石の白と苔むした緑の森。
52丁目に御嶽神社があったが、神社周辺一帯にはコバイケイソウだらけ。
どこを見てもコバイケイソウが群生していて、御前山よりすごいの声あり。
以前コバイケイソウの名前を覚えられない友人がいたので、コンバンイケソウと教えた。
一発で覚えられたって感謝されたっけ。(ルイヨウボタン)

御嶽神社にも石灰石のくずが置いてあり、みんな願い事を書いていた。
初穂料100円なり、我ら3人も神妙に何やら書いて……。

2時間半かかって1304mの武甲山到着。
風が冷やっこくて寒いな~と思ったら、温度計が10度だった。
私が以前山頂から見た景色、ピンク色のジュータンがフェンスの真下に広がっていた光景。
それが今は全くの夢物語、木々が邪魔して何にも見えず。
それどころか以前は山頂がひょろ長くて、フェンスの端から端まで見て歩けた。
今はほんの右端と左端の一部しか入れず。
秩父市内のみならず浅間山や谷川、日光連山も見える日もあるそうだけど……。

1時近くにランチタイム、10度と寒くてあったかいコーヒーが美味しかった。
寒いからかまだ咲いていたニリンソウの花。

帰路はシラジクボ経由の周回コースで下山。
これでもかーとコバイケイソウの群落が続いた。
また白い花が咲く頃に……という話も出たけど……。
大持山子持山方面への下りは半端じゃなく急坂だった。
チラと秩父の街並みが見えたものの、景色を見る余裕もなくひたすら下った。
ただカラマツの新緑が目に沁み、きっと秋の紅葉もイイだろうな~って。
シラジクボ分岐からはガラッと雰囲気が変わった。
奥多摩の森の中のような杉だらけで景色もない細い道。
何の葉っぱか?道の両側や斜面に群生していた。
なんだ坂こんな坂をドンドン下って、3人とも往きとは真逆で無口になり。
やっと案内板が出て来てもうすぐだ~。
橋を渡って表参道に合流して停めた車の所まで。

武甲山の山道にはマムシグサ、ヒトリシズカ、コバイケイソウ(まだ葉っぱ)が多く見られた。
知らない今まで見た事もない花にも出会った。
まだまだ山野草の世界は広い深い。
お留守番の相棒に。


コメント
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