自然のシャワーを浴びながら:パート2

定年後の主人と晴歩雨読の日々。同じタイトルのニフティのブログ の続きです。

陽希の山の軌跡と重ね合わせて

2023-03-25 | 登山ハイキング
日本三百名山ひと筆書きを記した田中陽希日記を読み終えた。
2014年4月1日屋久島から日本百名山ひと筆書きスタート。
翌年2015年5月25日利尻島から日本二百名山ひと筆書きがスタート。
そして2018年1月1日再び屋久島から日本三百名山スタート。
途中骨折あり、コロナ禍により山形県酒田市にて3カ月も停滞という事態もあり。
それでも2021年8月2日に利尻島の利尻岳301座目を登頂し、長い挑戦が終わった。

読み進めながら自分の山行と重ね合わせて、この山ではこんな事もあったな~と思い出したり。
この温泉はよかったな~とか、苦い思い出も思い出したり、友の顔が浮かんだり……。
山に魅せられた大学2年の夏合宿、北アルプスの燕岳~大天井岳~常念岳~蝶が岳〜上高地のコース。
日本にこんなに素晴らしい山岳展望の山があるとは……と感動した。
子供の頃親に連れられて阿蘇、由布岳、雲仙岳や、地元佐賀の天山、多良岳等登っていた。
そんな山とは格段に違う山との出会いは衝撃的だった。

結婚後2人で登った有名な山は白馬岳で、白馬岳~杓子岳~白馬鑓ヶ岳の縦走だった。
白馬岳は3年生の夏合宿で我らが学年がコース決定をした山。
天候に恵まれ停滞3日間を余儀なくされ、白馬三山が残残な結果となった。
だから山行を復活させたら真っ先に登っておきたい山だった。

以後子供の手が離れつつある頃より登った日本百名山は、南ア北ア北海道の12座が残っている。
数えてみたら二百名山は33座登頂していて、三百名山は25座だった。
なので三百名山は146座で、ほぼ半分登ったという事になるわけだ。(我が家の🌸)

田中陽希日記は文章と写真が見開きページで交互になっていた。
だからTVで放映されていた情景が簡単に思い出されて楽しく読めた。
彼の本を今回読んで思い出した人が二人いる。(大根の花)
一人は昭島山の会で知り合ったT氏で、ワンゲル後輩のFちゃんを紹介し、今も交際が続いている。
彼は日本百名山をあと残り1座の富士山で2周目達成という所で止まっている。
しかし関東百名山と山梨百名山をどっちも登頂しているツワモノ。(小松菜の花)
(シジュウカラの百名山と温泉めぐりというブログに掲載)
そしてもう一人は相棒が町内会で知り合った山仲間のS氏。
百名山すべて登頂し百名山のバッチを集めていた。
町内会の文化祭でその展示を見て初めて知ったが、私もバッチを探して見た。

雲取山は東京都の最高峰だが4回登った事あり。
昭島の山の会仲間と、相棒と私の誕生日に、秩父方面からワンゲル後輩Mちゃんと。
そして2017年に標高が同じ2017mだからと、H氏夫妻らを誘って5人で登ったのだった。
予期してなかった記念バッチが貰えてラッキー。

今までの数々の山行の中には苦い思い出がいくつかある。
相棒と伊豆・天城山の万二郎万三郎岳などの縦走後、バス停まで下山してきて……。
私が調べてたのとは曜日が違っていて、すでに最終バスは出てしまっていた。(トキワマンサク)
しばらく茫然としていたが、そこへホテルの従業員の送迎バスが通りかかった。
迷わず体を張って車を停めて駅まで乗せてもらったのだった。

ネパトレの会のみんなで登った山も筑波山、安達太良山、美ヶ原など数座ある。
なかでも100名山の王ヶ頭に行った時泊まった王ヶ頭ホテルがよかった。

ワンゲルの後輩たちとも百名山の岩手山、白山、荒島や北ア縦走岳等。
中でも一番印象に残ったのが皇海(スカイ)山で、避難小屋庚申山荘に1泊し登頂した山。(マンサク)
鎖場や岩場が多くて長くて大変だったが、後輩のNさんのお蔭で戻れた時には真っ暗になっていた。
彼女は数年前に百名山をクリアしている頼もしい後輩。

ワンゲルの同期とも幾つかの山の思い出がある。
立山の雄山からは富士山が見えてビックリしたが、那須の茶臼岳に登った時が印象に残っている。
みんな60代だからとロープウェイで楽チンで登るはずだったのに、強風で動いてなくて……。
仕方なく茶臼岳まで自分達の足で登り、三斗小屋温泉に泊まって三本槍岳も制覇。
そもそも同期で山に行く事になった動機が、北ア・涸沢でビールというみんなが飲める学年だった。

二百名山では大阪の高尾山のような金剛山がよかった。(ミモザの花)
回数登山で知られパワースポットにもなっていて、名前と1万回達成とか書いて貼りだしてありビックリ。
また御在所岳は息子が名古屋に赴任中に4,5回登った。
最初は相棒と以後は孫も一緒に、花崗岩の奇岩群と紅葉の時期は特によかった。

三百名山の中では相棒との六甲全山縦走が印象的だった。
2日間で56キロ歩き通した。
愛宕山や比叡山も簡単に登れるルートがあるが、あえてクラシックルートで登ってみたのだった。
愛宕山は火消しの山でお札を貰って来たので、台所に貼り付けてある。
佐渡島も1回目はトビシマカンゾウの花をメインで行ったが、2回目は金北山の縦走目的で。
5月でまだ積雪があったが春を感じた山だった。

まず温泉ありきのハイクもあり。
三百名山のひとつ乳頭山(烏帽子岳)は乳頭温泉に入りたいが第一目的で登った。
八幡平((はちまんたい)はワンゲル後輩たちと登頂し、藤七温泉に泊まった。
でも後生掛温泉にも入りたくて相棒と6月に八幡平に登った。(ヒマラヤユキノシタ)
有名なドラゴンアイが見たかった事もあって。

まだまだいっぱい登った山に付いて記したい事は山ほどあるが……。
田中陽希はこれからどんな生き方をするのか、続けて応援していくつもり。



コメント
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