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『「決定力不足」でもゴールは奪える』(杉山茂樹)

2010-03-22 11:35:23 | 読書日記
 ヨーロッパサッカー界は「ストライカー」の時代に入っている。
 Cロナウド、メッシ、イブラヒモビッチ、ルーニーなどなど。

 一方、日本代表は相変わらず「決定力不足」を嘆いている。

 著者は、MF至上主義で、ストライカーを育ててこなかった日本サッカー界の体質自体を疑問視するとともに、頂点に立つ現代表監督の岡田監督にまで批判の矛先を向けています。

 確かにサッカーは点を取ることが勝利には必要であり、「ボールを奪ってから、パスをつないで、シュートを決める」という発想ではなく、「どういうゴールを奪いたいか」ということから、逆算して、戦術を立てるべきという著者の発想には頷くものがあります。
 ストライカーが王様であり、ストライカーが望むシュートを打てるように、MFであれ、周りの人間はボールを供給すべきとの視点です。

 ”キラーパス”に何とか追いついて、信じられないような身体能力でゴールを決めることを望むのではなく、「ごっつあんゴール」をいかに決めるかを考える方が、勝つためには効率がいい。

 サッカーの醍醐味はやはりゴールですから、多くのゴールシーンが生まれる試合の方が、見ていて楽しいですからね。

 とは言え、サッカーの戦術は奥深く、多くの手法があるうえ、流行り廃りもあるらしく、進化し続けているのですねえ。

 ますます、サッカー観戦に熱が入ります。
 


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