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群馬の田舎から情報発信!

『話し上手 聞き上手』(齋藤孝)

2007-02-25 21:11:26 | 読書日記
 齋藤氏がコミュニケーションの講義として、毎年夏に三日間の講義を行っている内容を、疑似体験できるようにと文章にしたのが、この本です。

 「話し上手、聞き上手と言っても、単なる個人の問題ではなく、社会性の問題です。」「話す能力、聞く能力が高ければ~タフに生きられるし、人にも優しくなれます。プライベートでも仕事でも気持ちよく過ごせます。私はコミュニケーション能力はたんなる技術だとは思いませんが、少なくともその技を磨いておけば、今より生きやすくなるのはたしかです。」

 漠然ともっと話す能力を高めたいと考えていましたが、話す能力・聞く能力も努力して技術を高める必要があることを実感させられます。
 確かに、本書のような訓練を三日間、厳しいトレーニングを積めば、かなりの成果を上げられるのではないかと思います。「でも1分半でプレゼンテーションせよ」なんていう厳しい課題が次から次へと課されたら、プレッシャーだろうなあ・・・。

 それにしても、このような技術を磨く手法を日々研究しているという著者もすごい。「教育」というものを全く”学問”のレベルにまで引き上げているのでしょう。学問は奥が深いものです。

レイクフォレスト

2007-02-19 21:20:52 | フライフィッシング
 昨日は、初めて、群馬県川場村にある「レイクフォレスト」に行って来ました。

 朝から雨が降っていて、一人では決して行かないようなコンディションでしたが、私のフライの先生達と一緒ということで、釣りを決行しました。

 現地に着くとこれまたびっくり。「こんな雨の中に、どうしてこんなに釣りをしている人がいるの?」雨の中、こんなに客が入っているのだから、天気の良い土日にはどれほどの人がくるのか・・・。恐るべしレイクフォレスト!

 で、釣り場ですが、まだオープンして新しいため、釣り場もクラブハウスもキレイでオシャレです。

 バックヤードがとれる片側がフライ専用で、とれない側がルアー専用とのこと。(といってもの厳密なものではないらいが)

 ポンド型ですが、かなり深さがあるらしいですが、水の透明度はすばらしい。近くであれば、かなり深いところにいる魚も目で見えます。

 釣果は約10匹ほど。始めの頃は全くアタリがなく悩んでいたところ、先生から次のようなアドバイスをもらいました。
 ・何も遠くにキャスティングする必要なない。近くの見えるところに魚はたくさ  んいるではないですか。
 ・アタリがない場合はどんどんフライの色や形を変えてみる
 ・マーカーの位置をずらすことで、フライを沈める深さをいろいろ調整してみる

 そのアドバイス後に急に釣れるようになったのだから不思議ですねえ。
 でも、周りの人はかなりいいペースで釣っていましたが・・・

 ここの管理釣り場はかなりの量の魚を放流しているらしく、どこにでも魚がいそうです。
 それだけにドライフライで釣ってみたかった!!!
 もうちょっと暖かくなったら、是非ドライフライを挑戦しに、また行きたいと思います。

『職場はなぜ壊れるのか』(荒井千暁)

2007-02-12 15:31:04 | 読書日記
 医師であり、現在、企業の産業医として働く著者が、働く現場で起きている事象を検証しながら、心身のバランスをくずしてしまう労働者の姿と”成果主義”の問題点について記しています。

 成果主義の問題点はいろいろなところで議論されていますが、なかなか有効な代替案というのは見出せないものです。

 著者は具体的代替案を示せないことを詫びながらも、今後の理想となるべき「仕事」観を示すことで、一つの解決策としています。

 「現代ではビジネスマン総スキル化が求められ、仕事が特化して細分化したぶんだけハンズ化してゆくという現象があります。」「熟成の知が軽んじられ、目先の情報にかく乱されて深く考えることをしない時代。それが現代のように思える」
 「あらゆる仕事はスキルではなくアートだとわたしは思っています。」「アートとは~熟成の知からなる無形文化財のようなものがあり、噴出する「知のマグマ」のような壮大なものが含まれている」
 「仕事はスキルという呪縛から解き放たれ、仕事はアートとなり、というかかつてあった思想が呼び戻され、ふたたび深く浸透してゆくことを望んでやみません。」

 人間は心理的プレッシャーがそれほど大きくなくても、長時間労働が続くだけで壊れてしまいます。
 会社における人事部は、会社の中で行われている業務の内容(質・困難性なども含め)に精通したうえで、人事管理を行う必要があります。そういった意味で、バックオフィス的面もあるが、極めて政策的色彩が濃い部署であるべきなのだと思います。そういったキチンとした人事部が会社全体のマネージメントをすることで、会社が労働者が壊れるのを予防することができるのでしょう。(逆に人事部がしっかりしていない会社の労働者は非常に厳しい)

 一方、個人としての予防方法は、著者が最後に述べるように、「仕事」観を変えることが必要なのかもしれません。人間誰しも、一年中全力投球できるわけではありません。良いときには良いなりに、悪いときには悪いときなりに一定の業績が残せるよう、緩急織り交ぜた働き方を身に着けることが大事です。といってもこれを実践するにはやはり、先に述べた仕事観の変更が前提になります。単なる”スキル”の追求ではなく、”アート”まで極めた仕事をすることを目指すことで、心のバランスを保持することができるのでしょう。

  

『ヤバい経済学』

2007-02-11 11:23:17 | 読書日記
 シカゴ大学の経済学学者レヴィット氏とジャーナリストのダブナー氏との共著という珍しい体裁の本です。

 「ヤバい経済学」というネーミングにちょっと違和感がありますが、中身は面白い。経済学とうたっていますが、普通の読み物として十分楽しめます。

 学校の先生と相撲の力士、どこがおんなじ?
 ヤクの売人はどうしてママと住んでいるの?
 犯罪者はみんなどこへ消えたの?
 
 など、身近な疑問を経済学という目を通して、楽しく解説してくれています。

 「何をどうやって測るべきかを知っていれば混み入った世界もずっとわかりやすくなる。データの正しい見方を知れば、解けそうになかった難題が解決できるようになる。折り重なった混乱と矛盾を拭い去るには数字の力を駆使するのが一番だからだ」と言っています。

 この本の目的は「裏側の探検」だそうです。
 例えば、インセンティブ。
 イスラエルの保育園で、時間どおりに迎えに来ない親がいる。そこで、時間どおりにこなかった場合に、罰金を支払うルールを作った。これで、遅れる親がいなくなるだろうと考えたところ、逆に遅れる親が増えてしまった。
 罰金を払いたくないから早く迎えに行こうと思うのは「正」のインセンティブ。逆に罰金さえ払えば遅刻しても許されるというのが「負」のインセンティブ。

 他にも犯罪者の減少の原因など、おもしろい話題ばかりです。

 どんな学問も好奇心が大事なのでしょう。日常の”なぜ”を解決しようとするその好奇心が学問の向上につながり、ひいては社会生活の向上にもつながることなのだと考えさせられました。

 レヴィット氏が他にどんな研究をしているか知りたい。早く続編がでることを期待します。



 

いちごミルク大福

2007-02-04 18:46:26 | 群馬グルメ
 久しぶりに「金清堂」さんの「いちごミルク大福」を買って食べました。いちご大福と言えば、普通の大福の中にイチゴが入っているのが定番ですが、金清堂さんのいちごミルク大福は、外側の餅もピンク色で、その上からミルク(?)がかかっています。中のあんも白あんです。全体として、ちょっとオシャレないちご大福に仕上がっています。

 大福の甘さと、イチゴの酸味がぴったりとマッチしていて、意外とさっぱりとしたデザートです。

 甘党の方だけでなく、大福の苦手の方にもお勧めのお菓子です。
 
  

「彩月」 

2007-02-04 17:40:35 | 群馬グルメ
 今日は、うどんが食べたいという子どもの希望に応えて、うどんを食べに行ってきました。

 当初予定したうどん屋さんに行ったところ休み。つぎのうどん屋に行ったところやはり休み。うどん屋は日曜日には営業しないの???

 ということで、以前行ったことのある前橋の大渡橋近くにある「彩月」さんに行くことにしました。

 以前行ったときには蕎麦を食べたのですが、今日はうどんにしてみました。写真は上州うどんというメニューです。もりうどんを熱いつけ汁でいただくというものです。うどんの量も多く満腹になりました。

 うどんはおいしかったのですが、つけ汁がちょっとうす味すぎるかなあ・・・

 個人的には前回食べた蕎麦の方が好きかなあ。