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群馬の田舎から情報発信!

『銀行大統合 小説みずほFG』(高杉 良)

2006-08-26 21:27:21 | 読書日記
 第一勧業銀行・富士銀行・日本興行銀行の3行の統合を描いた作品です。

 みずほFGと言えば、統合初日のシステムトラブル。さらにはみずほホールディング社長の頼りない国会答弁というのがすぐに思い浮かびます。

 この作品では統合に関わった人々の苦労がうまく描かれていて、みずほFG関係者には涙なくしては読めない小説なのかもしれません。
 逆に、みずほFGと全く関係ない者からすると、内輪受けするネタが多くて、ちょっと平坦な小説という感じがしなくもないのですが・・・。

 とはいえ、3行統合というビッグプロジェクトが3人のトップの決断により動き始める場面は、ゾクゾクするものがあります。将来を見越した大局的な判断ができる人がたまたま3人トップに揃ったところに、このプロジェクトができた1番の理由があるのではないかと思います。

 「小説」と言っていることから、作者の創作部分もあると思いますが、実名がたくさん出てくることから、どこまでが事実でどこからが創作部分かがはっきりしません。でも、それだからこそ、作者が厳しい意見も書くことができたのかもしれません。
 小説版「プロジェクトX」といった作品としてこの作品を楽しんでみてください。

水辺の楽校

2006-08-22 21:21:20 | 群馬Today
 育成会の行事で「水辺の楽校」というのがあるということで、子どもを連れて参加してきました。

 川を守る会の会長さんの話を聞いた後に近所の川へ。
 
 子どもたちは川の中に入り、持ってきた虫取り網を使い魚取り?に夢中になっていました。

 一頻り遊んだ後は堤防でバッタとりをして遊びました。

 私が子どもの頃は、近所の子どもと連れ立って小川に行き、ザリガニを取ったり、田螺を取ったりしたものですが、自分の子どもを連れて行ったことがありませんでした。このような遊びを子どもが楽しそうにしているのを見ると、もっと早く連れてきてあげればよかったと思います。何も遠くに連れて行かなくても、近所の自然で子どもは十分楽しく遊ぶことができるものです。

 一方、川での子どもの事故は後を絶ちません。しかし、危険だからといって、そもそも川に近づくことさえ禁じては、自然と触れ合うことはできません。キチンと親が自然の恐ろしさも教えながら遊ぶことが大事なのでしょう。

 ところで、私たちが行った川はよく整備された川でした。堤防から水際まで降りられる階段まであり、川遊びにはもってこいの場所です。ちょっとやりすぎではないかと思われるくらいです。(人によっては無駄な公共事業と言うだろうなあ・・・)でも、3辺をコンクリートで固めた川よりは温かみのある空間ができているのは確かです。そして近所の人がしっかり草刈までしていて素晴らしい。公共事業というのは、そこを活用する人達自身がキチンと管理できるところに、重点的に資金を投入すべきではないかと思います。例えば、道端の街路樹の周りが草だらけのような場所がありますが、近所の人達がキチンと街路樹を管理できないのであれば、全部切ってしまってアスファルトで覆ってしまった方がよいのではないでしょうか。(逆に地元でキチンと管理すると言ったところにだけ街路樹を植えれば良いのでは)

 それにしても、楽しい時間を過ごさせていただいて、今回は育成会の役員の方々には本当にお世話になりました。

『だから失敗は起こる』(畑村洋太郎)

2006-08-19 22:58:00 | 読書日記
 NHKの「知るを楽しむ」という番組のテキスト本です。
 なかなか番組を見ること出来ないので、テキストを買って読んでみました。

 人間が関わるところには、必ず「失敗」が現れる。
 しかし、その大部分は、事前予測が可能なものばかり。
 どうしたら「不必要な失敗」を防ぐことができるのか。

 失敗の原因を10項目に分類できる。この中で「予測できない失敗」は、「未知」の1つだけ。失敗は「防げない」のではなく「防がない」のだ。

 一つ一つの事故や失敗が孤立してしまっている。これでは、原因究明ができても新たな失敗の防止にはならない。情報を収集し、知識化して、発信するシステムを構築する必要がある。

 マスコミはややもすると、失敗が起きた時に「責任論」にばかり焦点をあててしまうが、同じ失敗を繰り返さないためには記録することで、失敗を社会全体の「共有財産」にすることが大事である。

 人間がやることに「失敗」はつきものである。しかし、普段から小さな失敗もキチンと原因究明し、大きな失敗につながらないよう、将来への財産とする気構えが必要。失敗したからといってパニックを起こし、ただ「御免なさい」と謝るだけではだめ。一件の重大失敗の前には300件の「ヒヤリ」がある。
 

 大変示唆に富む文章がたくさん散りばめられています。
 是非、番組の方も見てみたいと思います。

『プレイー獲物ー』(マイケル クライトン)

2006-08-18 21:57:39 | 読書日記
 マイケル クライトンの作品はやはり面白い!今回の作品も期待を裏切りません。

 作品毎に様々な世界を描いてくれますが、今回はナノテクノロジー・バイオテクノロジー・コンピューターテクノロジーを駆使したナノマシンと人間との戦いが描かれています。
 野生化したナノマシンが、獲物を狙う捕食動物のようにスウォーム(群れ)となって人間への攻撃を開始する。恐ろしいスピードで進化を続け、自己増殖し、人間と共進化するまでに進化する。(どうしてこのような発想ができるのか!!!)人間が開発した科学技術であるが、人間が制御できなくなる。人間はどうやって立ち向かっていくのか・・・

 ナノテクやバイオテクの知識がない私には、何処までが現実的に可能性がある世界なのかは分かりませんが、純粋にエンターテイメント小説として十分楽しめます。

 それにしてもマイケル クライトンという人はいくつのポケットを持っているのでしょうか。どうしてこれほどまでに様々な世界を描くことができるのでしょうか。相当の勉強・研究をしているからなのでしょう。

 早く次の作品が読みたいです!!!

 

葛生そば

2006-08-13 22:36:18 | 群馬グルメ
 お隣は栃木県の佐野市(旧葛生町)でそばを食べてきました。

 旧葛生町はあの「葛生原人」の町。そばも有名ということですが、特に知った店もないので、街中にある「ポケットパーク」(?)内にある「香福屋」さんで食べることに。

 ドアをあけて店内に入ると、待っている人が一組。10分ほどで席が空き、着席。と、周りを見るとそばを食べている人が店内の3分の1ほど。残りはそばが出てくるのを待っている人達。以前、出流山のそばを食べた時に、注文してから1時間待たされた苦い経験が頭をよぎりました。

 待つこと30分余り。漸く”もりそば”が目の前に。田舎そばをイメージしていましたが、意外と細く、”現代風”のそばでした。
 ちょっと甘めのつゆですが、お腹がすいていたせいもあり、おいしく、一気に食べてしまいました。ただ、大盛りが200円増しというのはちょっと高いような気がしますが・・・。

 休日のせいか、家族連れが多く、注文するのも天付きそばなど時間がかかるものが多い気がします。(したがって時間がかかる)是非、空いている時にもう一度訪れたいと思います。

 それにしても栃木県人は気が長いなあ。気が短い上州人の私はもうちょっとでそばが出てくる前に席を立ってしまうところでした。

フライベスト

2006-08-12 22:19:20 | フライフィッシング
 ようやくフライベストが届きました。

 たくさんの収納ポケットがあるのですが、どこに何を入れたらいいか分からず、
とりあえず一通り入れてみました。

 特に分からないのがフォーセップ。ベストに挟んでいる人がいますが、どうして落ちないのでしょう???

 着てみると意外と重い!これを着て一日釣りをすると結構汗をかくだろうなあ・・。

 早くこのフライベストを着て渓流デビューしたいなあ。

 夏休みシーズンだというのに、なかなか渓流に行けません。(悲しい!)

ケアンズ家族旅行4日目

2006-08-08 22:06:29 | Weblog
 とうとうケアンズ滞在最終日。
 12時のフライトなので実際にはお土産を買うぐらいの時間しかありませんでした。

 街中のスーパーでお菓子を自宅用お土産として買いました。ケアンズのスーパーは午後6時に閉まってしまうので、なかなか行くことできなかったのですが、最終日にやっと入ることができました。

 空港には早めについたので、搭乗手続きをしてから、空港内のお土産屋さんを眺めて過ごしました。(ケアンズ空港では、ゲートをくぐってからお土産屋さんがたくさんあります。)

 ケアンズの全体的な印象ですが、「海外旅行に行った気がしない」というのが1番大きいかもしれません。

 グリーン島でもキュランダのお土産屋さんでも日本人スタッフがいて、我々日本人が行くと、これら日本人スタッフが応対してくれます。したがって片言の英語さえほとんど話すこともなく済んでしまいます。
 
 海はきれいで、熱帯雨林へ行けば様々な動物に遭遇することもでき、星もきれい。治安もいい。時差も少ない。初めて子どもを海外旅行に連れて行くには最適な場所かもしれません。

 帰りの飛行機の中から見た海とさんご礁は本当にきれいでした。やっとグレートバリアリーフの美しさを楽しむことができた瞬間でした。

 また行けるかなあ。

ケアンズ家族旅行3日目

2006-08-06 13:53:19 | Weblog
 ケアンズ3日目。
 今日は「どきどきツアーズ」のキュランダ観光ツアーに参加。

 まず、全長7.5kmのスカイレールでキュランダに向かうことに。
 世界で2番目に長いというこのゴンドラ、熱帯雨林の上空散歩に観光客を連れて行ってくれます。1番高い支柱は高さ40.5メートルあるということで、一気に高さ545メートルのレッドピーク駅まで運んでくれます。
 熱帯雨林の神々しいほどの景色。美しい海。両方を堪能させてくれる乗り物です。ただ、高所恐怖症の私としては、なかなか真下を見る勇気はありませんでしたが・・・。

 1時間ほどの空中散歩を楽しんだところでキュランダ駅へ到着。
 そこから「Rain Forest Station」へ移動。
 レインフォレストステーションではアーミーダックという水陸両用車での熱帯雨林散策をしたり、ブーメラン投げをしたりで楽しみました。

 ケアンズに「ユリシス」という青い蝶がいます。言い伝えでは、このユリシスを「1度見つけると1つ幸せが訪れ、2度見ると2つ幸せが訪れる。そして3度見つけると一生幸せになれる」とのこと。ここレインフォレストステーションにもこのゆユリシスが生息していて、子どもたちはユリシスを3匹見つけたということで大喜びしていました。是非、レインフォレストステーションに行った際には「ユリシス」という青い蝶を見つけてみてください。

 午後はキュランダ村を散策。お土産屋さんなどが軒を連ねています。道端で売られているアイスクリームがおいしかったです。
 ここのお土産で石鹸を買ってきました。

 キュランダ観光の帰りは、あの「世界の車窓から」のオープニングを10年飾ったというキュランダ観光列車に乗車。
 ちょっとレトロな客車で、バロン渓谷をゆっくり下ってきました。途中バロン大滝の見学スポットで停車。ここで滝をバックに記念写真撮影タイムがあります。

 途中急角度でカーブを曲がる時があり、「列車を撮影する絶好のポイントですから」とガイドさんに教わり、みんなで身を乗り出すように列車を撮影しました。
自分の乗っている列車を撮影するなんて、ちょっと不思議な光景。

 1時間半ほどの列車の旅をしてケアンズ駅に到着。

 夜は「カニーズ」でシーフードのディナー。ちょっと気張ったので、食べきれいないほどのシーフードのプレートがでてきました。普通のコースで十分だったかも・・・。カキや海老を堪能して満腹。
 海岸沿いを夜風に吹かれながら、ホテルに帰りました。

ケアンズ家族旅行2日目

2006-08-06 12:35:20 | Weblog
 ケアンズ2日目。
 世界遺産グレートバリアリーフ内のグリーン島へ。
 「グレイト・アドベンチャー」の1日ツアーに参加し8時30分にグリーン島に向けて出航。片道45分ほどの行程ですが、結構船が揺れます。妻と子どもは船酔いになり、途中でダウン。船の中に酔い止め薬をもらいました。「帰りは必ず乗船30分前に飲んでね」と帰りの分の薬までもらいました。

 さすがに冬だけあって、海水の温度が低く、泳ぐにはちょっと厳しい。と言ってもせっかく来たのだからと、子どもとシュノーケルを借りて遊びました。浜辺のすぐ傍でも、シュノーケルで魚の泳ぐ姿を見ることだできて、子どもは満足していました。

 1時間ほど海で遊んだ後は、ビュッフェスタイルのランチ。となりのテーブルでオーストラリア人らしい青年達が、皿に山盛りのポテトフライを食べる姿に、「さすがよく食べるなあ」と感心。上半身裸の水着姿の青年で、映画「ナルニア国物語」に出てくるフォーンの「タムナスさん」に似た青年を発見。子どもと「ナルニアの人」と名づけて写真撮影。ひとつの記念です。

 ランチの後はワニ園でワニの餌付けショーを見て14時30分に帰りの船へ。

 グリーン島は意外と小さい島で、1周30分ぐらい。
 でも、シュノーケリングをしたり、海で遊ぼうとすると意外と時間がなく、1日ツアーでもちょっと忙しいくらいの日程でした。(半日ツアーだと、行って、風景を眺めたら、すぐに帰ってくるような日程で忙しかったと思います。)

 グリーン島の周りには、本当に美しいさんご礁の海が広がります。ヘリコプターなどで上空から見ることができれば、その美しさをもっと堪能できたかもしれません。でも、浜辺でのんびりと海を眺めるだけでも、不断のあくせくした生活を忘れさせてくれます。 

 帰りは、きちんと乗船30分前には酔い止めの薬を全員飲んで、何とかケアンズの街に帰ることができました。

ケアンズ(オーストラリア)家族旅行1日目

2006-08-02 21:00:07 | Weblog
 今年の夏休みは、家族でケアンズに行ってきました。

 ケアンズを選んだ理由は、子どもが初めての海外旅行であることから、安全で時差が少ないことといったところです。

 写真はケアンズのホテルからの眺めです。
 ケアンズ空港へは早朝に着いたためホテルで一休みしてからいざ朝食へ

 ケアンズの勝手が分からない我が家としては、まず無難なマクドナルドで朝食をとることにしました。途中、海岸沿いの道にはいくつものカフェがあり、地元人らしき人たちがおいしそうな朝食を食べていて、何とも優雅な雰囲気です。それでもマクドナルドを選択した我が家族。オーストラリアのハンバーガーは大味???ちょっと期待はずれでした。先ほどのオープンカフェにしておけば・・・

 朝食後は「ワイルドライフドーム」でお約束のコアラの抱っこを。子どもはコアラを抱っこした際に糞をシャツに付けられて怒っていました。コアラ抱っこの感想はと言えば、結構重いことと爪が痛い。抱っこする際には長袖の方が良いかも。

 午後は「ドキドキツアーズ」の夜行性動物探検ツアーへ。
 12時から21時頃までのツアーでこれが盛りだくさんの内容。牧場での牧用犬の見学から始まり、マリーバ渓谷でのワラビーとの触れあい。バナナ園見学の後に「天空の城ラピュタ」のイメージに使われた木、「カーテン・フィグ・ツリー」の見学。かものはしの探索後、その川の傍でバーベキュー。夜の森探検。早朝にケアンズに着いた私たちは途中の車の中では爆睡しながらの総行程300㌔の旅でした。

 ケアンズでは、「ドキドキツアーズ」の他に「わくわくツアーズ」という会社もあるらしく、どちらも同じような内容のツアーを企画しているらしいです。かものはしを見に行った時には川の対岸にはわくわくツアーズのバスがいました。

 ケアンズの風景を楽しむとともに、様々な生き物も見ることができ、内容も濃いツアーでした。如何せん早朝にケアンズに到着した私たちには睡魔との闘いが唯一の問題でした。ケアンズ二日目以降であればもっと楽しめたかもしれません。
 ガイドを務めていただいたどきどきツアーズの「文」さん。お世話になりました。

 一つ驚いたこたは、ケアンズの人達の車の運転はとばします。帰りは約150㌔の距離を1時間半で帰ってきました。(もちろん高速道路はなく、一般道です)ちょっと古いマイクロバスだったので、ちょっとどきどきしながらのドライブでした。

 21時半頃ホテルに着くと、後はぐっすり眠りにつきました。