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群馬の田舎から情報発信!

『レバレッジ時間術』(本田直之)

2007-07-31 22:51:06 | 読書日記
 本書は単に事務処理を効率的に行い余裕時間を生み出すことを勧めるのではなく、増やした時間を「最投資」に回すことを強調しています。

 「時間によって自らを律するのではなく、時間を自由に使いこなすための方法論だからです。全部をコツコツやるのが面倒だという、その気持ちからブレイクスルーは始まる。」

 事務の効率化という点では、「仕組み化」が必要。「仕組み化」とは、再現性を持たせること。再現性を持たせれば、単に個人レベルでなく、チームのメンバーの時間資産を増やすことにもつながる。

 「株式投資のようなお金の投資と同じで、時間投資も成果が上がるか否かは、100%自己責任です。
  『会社員だから自分の思うとおりにならない』『忙しいからしかたない』と思っているかぎり、けっして効率的に時間を使えるようにはなりません。
  重要なのは、自分の時間は自分でコントロールするという意識。時間に対してアクティブになって、『時間に追われずに成果を上げる生活』を実現してほしいと思います。」

 時間は誰にでも等しく1日24時間。ただし、効率的に時間を使い、目的に最短距離で辿り着くためには、”レバレッジ”ということも意識するといいのかもしれません。人生をよりよく生きるためには、単に時間に追われる生活するより、上手く時間を節約し、余裕時間を生み出すことで、自分の好きな事をすることで、潤いある人生を送ることができるのだと思います。

 本書は技術的な時間節約術本というより、意味ある人生を送るための精神論に重きが置かれていると思います。


『怒らない人』(辛 淑玉)

2007-07-28 22:53:53 | 読書日記
 タイトルが気になって読んでみました。

 内容的には、在日として日本で生きていくうえでの著者の闘いを具体例にしながら、マイノリティあるいは被差別者の苦労を描いています。

 イジメ問題もそうですが、マイノリティ・被差別される側の気持ちというのは、その立場にならないとなかなか理解できないものです。多少の摩擦はものともせず、不当な扱いに対する意義を唱える人がいないと、状況の改善は望めないのでしょう。

 とは言え、表題と内容が合っていないような気がします。どうしてこの作品が「怒らない人」なのかが最後まで理解できませんでした。

『デセプション・ポイント』(ダン・ブラウン)

2007-07-26 22:23:04 | 読書日記
 アメリカ大統領選の真っ只中、NASAが歴史的大発見を行った。現職大統領の対抗馬の娘で国家偵察局の職員であるレイチェルが大統領自ら呼び出しを受ける。その呼び出しに応えて、大統領に会いに行くところから様々な陰謀取り巻く事件に引きずり込まれることに・・・。

 隕石の分析については、どこまで現実的なのかは判断しかねますが、知的好奇心を掻き立てられるに十分なSF的要素が盛りだくさんです。

 ただし、大統領の側近が、権力のためには簡単に殺人をも犯してしまうというのは、あまりにも荒唐無稽すぎるような気がしないでもないですが・・・。

 参議院議員選挙を控えた今、政界にはさまざまな欲望が渦巻いており、一度一線を越えてしまえば、どこまでも堕ちていってしまう危険性は、どこにでもあるのかもしれないと考えさせられます。

 ダン・ブラウン氏と言えば「ダビンチ・コード」が有名ですが、今回も次から次への展開していくかと思えば、どんでん返しありと、エンターテイメント性の優れた作品です。場面も北極からワシントンまで、いろいろな場面がでてきて、「ダビンチ・コード」よりもビジュアル的で、映画化にはピッタリではないかと思います。映画化されれば、間違いなく当たると思いますよ!

「カフェ・ド・キャメル」の日替わりランチ

2007-07-24 21:33:46 | 群馬グルメ
 久しぶりに前橋市にある「カフェ・ド・キャメル」さんでランチを食べてきました。

 平日の1時過ぎという時間帯でしたが、女性のグループで店内は賑わっていました。

 今回は日替わりランチを食すことに。
 オムレツ、カツレツ、サラダ、スープがワンプレートに盛られたランチです。見た目よりかなり量があります。これでドリンクが付いて850円ですから、かなりお得感があります。

 満腹になり、大満足でお店を後にしました。

群馬の夏休み

2007-07-22 12:07:51 | Weblog
 今年の夏は特に予定はありません。

 しいて言えば、子供とハリーポッターの映画を観に行くくらいでしょうか。

 そこで、地元群馬の涼しいところで、のんびり過ごしたいなあと考えています。
草津温泉・四万温泉などにも行ってみたいのですが、家族で行くとなるとかなりの出費に。
 
 日帰り温泉ならいろいろあるのですが、いざ宿泊しようと思うとなかなかいい宿が見つかりません。

 群馬の温泉旅館の口コミ情報が充実しているサイトはないでしょうか?
 

水沢うどん「万葉亭」

2007-07-15 23:06:41 | 群馬グルメ
 今日は、前橋のケヤキウォーク内にある水沢うどんの店「万葉亭」に行ってきました。
 なかなか水沢まで行く機会がないので、近場で食べられるのはありがたい。
 
 メニューを見ると、一人当たり客単価が高く設定してあるようで、凝ったメニューが多いです。
 
 ということで、”豆乳湯葉うどん”というのを注文してみました。
 でてきて目を引くのが麺。炭入りの黒い麺です。
 そして、豆乳の汁は想像していた以上にコク?があり、濃厚です。
 うどんを食べているというより、炭入り極太麺のラーメンを食べている感じです。
 つるつるっとしたのど越しの良い”水沢うどん”を食べようと思って注文するとちょっと違う気が・・・

 今度は普通のざるうどんを食べたいと思います。
 

「一升や」の蕎麦

2007-07-13 20:00:26 | 群馬グルメ
 館林市に出かけたので、「一升や」さんに行ってきました。

 ショッピングセンターのアピタの北側に位置していて、知らないと通り過ぎてしまいそうな外観ですが、お昼時だけあって混んでいました。人気があるんですねえ。

 入り口は狭いのですが、中に入ると結構ひろいです。

 肝心の蕎麦ですが、何を注文してよいか分からないので、「あいもり」を注文してみました。
 しばらくして出てきた「あいもり」の量にビックリ。うどん・蕎麦がそれぞれ一人前ぐらいあります。量が多いとは聞いていましたが、これで580円なら安い!
 
 周りの人を見ていると、肉汁うどんを注文している人が多かった気がします。今度は肉汁うどんに挑戦してみようと思います。

「宮口軒」のラーメン

2007-07-10 21:16:52 | 群馬グルメ
 藤岡市に出かけたので、「宮口軒」のラーメンを食べてきました。

 長瀞バイパスからちょっと住宅街に入ったところにありますが、道が狭く、知らないと辿り着けそうにない場所にあります。
 ところが、お昼時だけあって、次から次へとお客が入ってきて、その人気が窺えます。

 店に入って何をたのんでよいのか分からずメニューの紙を見ていると、店の人に「モツが大丈夫なら『おまかせラーメン』でどう?」と聞かれたので、それを注文してみました。

 出てきたのは写真のとおり、醤油味のラーメンの上にモツ煮が盛られたラーメンでした。
 純手打ちというだけあって、太めのちぢれ麺で、歯ごたえがあり美味しい麺でした。モツも柔らかく煮てあり、かなり量があったのですが、ペロリと食べられました。
 とは言うものの、モツはかなり主張が強いので、今度はシンプルな醤油ラーメンを頼んで、じっくりと麺を味わいたいと思います。
 

憑神

2007-07-07 17:28:07 | Weblog
 前橋のユナイテッド・シネマで映画「憑神」を観てきました。

 幕末を舞台に、学問は優秀だが、恵まれない境遇にある下級武士、別所彦四郎の物語。彦四郎が”貧乏神””疫病神””死神”に憑かれることで物語が進みます。

 前半は憑神とのおかしな闘いがコミカルに描かれていますが、死神が現われてからの後半は、人間の生きる意味、死の意味を問うちょっと重たいテーマが、スピード感を持って展開されます。

 死なない神が人間を創ったのだから、神は人間よりえらいという死神に対し、主人公の言った台詞が素晴らしい。「死ぬ人間だからこそ、神にできないことができる。それは、ある目的のために死ぬことだ」(ちょっと正確ではありませんが・・・)この一言のためにこの作品はあるようなものです!

 人の裏切りにあい、不遇な身分に甘んじなければいけない主人公が、やっかいな神に取り憑かれて困惑する。しかし、お人好しで、悲壮感がなく、飄々とした主人公に主演の妻夫木はピッタリとはまり、好演しています。そして、豪華共演陣が脇をびっしりと固めていて、最初から最後までエンターテイメントに徹した作品になっています。
 とはいえ、ラスト近くに飛行機が出てきたときには「????」。これもご愛嬌?

 

『グラスホッパー』(伊坂幸太郎)

2007-07-01 21:59:18 | 読書日記
 押し屋、自殺屋、ナイフ使い。3人の殺し屋が、一つの事件をキッカケに対決することに。ここに、一人普通の人間「鈴木」が絡むことで思わぬ方向に事件が展開していく。最後に生き残るのは誰か?
 自殺屋が対象をどのような形で自殺させるのかが最後まで分からず、ちょっと消化不良。この作品は細かい設定なんてものは気にせず、次から次へとどんでん返しを繰り返していくストーリーを純粋に楽しむべきでしょう。

 「トノサマバッタには緑でないものもいる。」
 「密集したところで育つと『群集相』と呼ばれるタイプになる。」
 「そいつらは、黒くて、翅も長いんだ。おまけに、凶暴だ」
 「仲間がたくさんいる場所で生きていると、餌が足りなくなるから、別の場所へ行けるように飛翔力が高くなるってことらしい」
 「人もごちゃごちゃしたところで、暮らしていたら、おかしくなる。人間は密集して暮らしている。通勤ラッシュや行楽地の渋滞なんて、感動ものだ」
 「バッタは翅が伸びて、遠くへ逃げられるが、人間はできない。ただ、凶暴になるだけだ。」

 ポップな文体で、登場人物の軽妙な表現もどこか一歩引いた客観的な表現が多く、深刻で重いテーマもさらりと描いています。
 独特の引用文も多く、独特の伊坂ワールドが如何なく展開されています。