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『武士道セブンティーン』(誉田哲也)

2011-06-21 21:36:29 | 読書日記
 西荻早苗が福岡の強豪校に転校し、今までの剣道との違いに戸惑う。
 
 磯山香織は後輩を育てながら頑張っている。

 二人の友情と、武士道とは何かを悩む姿。

 「武者と武士の違いはなに?」
 「武者の生業は戦うこと。武士の生業は、戦いを収めることだ」

 深くて、難しい言葉。
 けれど、剣道を極めていくと、戦いを収めることの難しさに気づくのかもしれません。

 相変わらず、二人の主人公の目から見た世界を交互に配する手法で、
テンポよく話が進みます。女子高生のリズムに合った会話のテンポが小気味よく感じられます。

 ”今時の高校生”と一括りにはできない、青春の姿があります。
 笑い転げたり、悩んだり、涙を流したり、たくさんの経験が、人を成長させていく。
 
 武士道の世界も面白そうだが、青春の輝きが眩しすぎる世界が広がっています。

 
 


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