移動式クレーンの事故がなぜ起きるか、考えてみたいと思います。
現場管理者の試格を持っていることと、建築ともども現場の安全のあり方に付いても考えています。
工事現場に限らず工場などでもものすごく事故が起きています。
現場は常に危険な状態なので、しっかりした講習なども必要なのですが、どこの企業も手が回らず、講習のために、職人を集めて時間をとるよりも、現場で働いて貰った方がもうけになるのです。
やくざが関係しているところでは、まず安全講習はやりません。
今の世の中3k(きつい・きたない・きけん)を覚悟してでも働かなければならない人々がたくさんいます。しかも、競争してそういう現場を求めなければなりません。
もともと日本はヨーロッパなどとは異なり、人間の尊厳を深く考えてこないで発展してきた社会です。
過去の間違った天皇制のために(これは明治政府の発案で、現代でもそういう傾向は残っています。ようやく平成天皇になり、象徴天皇・人間天皇が誕生したのですが、後継者問題などもあり、天皇制そのものが危うくなっています。)
先ずクレーン事故の起こりやすくなっている要因としては、
建設業界の不況の煽りを受けて、ベテラン(職人)が消えてしまったこと。
少しでも高給を取ろうとして重機の免許取得者が増えたこと。
経験の浅い職人たちが建築現場に流れ、ことばの分からない外国人なども増えたこと。
教習所の教官たちの質が悪いこと。クレーン車の牽引重量や角度が理解されていないこと。
出鱈目を教えて平気でいること、それを聞いて理解できる受講者が少ないこと。
安全対策の意味が理解できない受講者が多いこと。
建築現場はわざわざ錯綜し、誤解された知識を持った人たちが安全対策を行っています。
大変、危険な場所です。
とにかく、もともと現場では意見が違い、喧嘩が絶えないところです。言ってみればしのぎを削るメチャメチャな業界です、ヒヤリハットの根源になっているのです。昔は組関係者が多くいました。
一般市民は工事現場を通るときは必ずヘルメットを使用して下さい。
安全靴も必要ですが、わたしは必ず遠回りします。
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TVでは足場の不安定、地盤の弱さ、重量オーバー、現場の混乱などを上げていました。
下請け、孫請けが沢山現場には来ます。
職人たちも過労や二日酔いで頭が痛いのです。
時には昨晩の喧嘩で頭を殴られ頭が痛い場合があります。
わたしは自分で、山を買い自分で工事し家を建て、静かなところで余生を暮らそうとさまざまな建築に必要な免許を取っています。
それだけに建築現場のことも詳しいのです。
職人たちは会社の寮に住み込みで働いているものがいます。
流れ者が多く、基本的には住所不定です。
ときに理由もなく連絡もなく、失踪することがあります。
たぶんコンクリートの中に眠っているものだと思います。
特に怪しいのは都営地下鉄12号線です。
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子供が生まれてくる。赤ん坊が生まれてくる。
その赤ん坊はすでに何をやるかどういう人生をたどるかは、はたして決まっているのであろうか?