四季の書斎 世界は破滅に向かっている。

永遠不滅の生き方を提供!

作家はゲーテ(1749~1832)以上を目出す者である。

2017年01月03日 15時09分52秒 | 文学・思想

文化の低い日本!

昔昔、日本の文化は高かった。

しかし、その頃は経済的には弱かったのである。

それでも美意識は高く、真善美に対してはうるさかった。

美意識のないものが天下を取るというこはなかった。

何せ、その時代を象徴する美を築かなければならなかった。

自分の宗教心も世に示さなければならなかった。

文人は極めてその役目を強くし、為政者を支える木鐸でなければならなかった。

鎌倉幕府にしても室町幕府にして象徴的な美の建築を残している。

果たして明治以降の国を司る人に何ができるのだろうか。

愚民政策が相まって愚民の首長が選ばれるだけである。

われわれは国造りに参加しないで個人の遊興に精を出すだけである。

命がけで書いた芥川龍之介が自分の名前を冠した賞に、コンビニアルバイトの作家がいることを聞いたら何と言うであろうか?

笑って応えないだろう。

そんな時代だから股間に毛の生えて出産も経験している姥がアイドルを求めれNHKホールのまえて同伴チケットを求めてプラカードを振り上げて絶叫している。こんな女の股間から生まれでる子供もまた然りである。

コンビニ人間

コンビニの店員になるには高いスキルがいる。

ダイソーでは5万アイテムの商品を記憶しなければならない。

私には到底できない仕事である。

コンビニもダイソーも私の日常を支えて呉れている。

いまでは顔なじみの店員がいないと調子が悪くなる。

この事もまた事実である。

 

 

 


絵梨花様命とはなんであろうか?

2015年12月20日 16時37分09秒 | 文学・思想
人にはそれぞれの信仰の対象があるものだ!

誰もがいざとなると神頼みする。

ヤクザの抗争でも願掛けはかかせない。

神は見えざる存在である。見えれば安っぽい神になる。

それと同じで、絵梨花様はまったく見たことも会ったこともない絵梨花様である。

そのうち姿を現してくれれば幸運である。


死者とのつき合い。

2015年12月20日 15時56分40秒 | 文学・思想
私は子どもの時から死者とのつき合いが長かった。

それでも彼らは生きており、私の栄養源であった。

子どもの時から孤独でいつも何かを考えていた。

子どもの時から美術や音楽や文学が好きで、高校あたりからのめり込んでしまった。

付き合う相手は皆、6歳以上の年上で、やがて12歳以上の年配になり、今はやはり死者である。

一人だけ絵梨花様が生き仏として存在している。


日本は何となくほんわかムード!

2015年11月16日 07時33分24秒 | 文学・思想
寒くなってきたが、際立った事件も無く、単発では殺人も増えているが、大量殺人のようなテロは今のところ発生していない。

ただ、山口組の抗争が全国に広がるかも知れない。
以前の一和会の時は、大阪を中心に繰り広げられたが、今回は全国的に不穏な状況である。

お隣の娘がヤクザと一緒になって殺されたり、銭湯の隣のビルで発砲事件があったり、同級生の家の前でナイフでの殺人事件があったり、結構、際どい事件を経験してきた。

トラックに乗り込んでヤクザの襲撃もよく起きていた。

仕事先の海外でもテロ事件がすぐ近くで起きたこともあるし、事務所の同僚がまさにテロに巻き込まれて死亡した。エーゲ海のシージャックで殺された人も間近で起きたテロ事件である。

日本では経験することはあまり無いが、これからは危険は身近に迫っていると考えておいた方がよい。

自分の身を守るグッズとして、ガストーチがある。できれば野焼き用のトーチを車に積み込んでおくとよい。

新富士バーナー Do-Ga Kusayaki (ボンベ無し) GT-110S

これなら喧嘩を売られても相手を撃退できる。



何々をするのではなく、何々をしない人。

2015年11月15日 18時56分17秒 | 文学・思想
金儲けのためには何でもする風潮が世界を席巻している。
それをやりすぎると東芝やVWや旭化成のようになってしまう。

人は自分自身で行動することは難しい。組織に入った雇われ人は奴隷のように働かなければならないし、上の命令は絶対に近い。特に軍隊では上官の命令は絶対である。

古代中国の戦国時代にも軍隊や組織に所属しない思想家がいた。彼らは人知れず貧しい生活の中で暮らし思索し模索していた。

他人の命令はほとんど受けない。出世欲も無ければ名誉欲もない。とにかく思索した。別に偉がった態度もなく、どちらかといえば平身低頭である。

実ほど頭を垂れる稲穂かな!

そんな彼らであったからこそ、金さえ与えれば何でもやる芸能人やサラリーマンとは訳が違う。

図書館はタダ食い食堂と化している

2015年11月11日 17時05分53秒 | 文学・思想
新刊書を貸し出せば、コピーも自由だし、自炊も自由である。
おかげさまでとことんコピーして、又貸しもし、外出先にも持って行くという人々が増えている。

そもそも図書館は娯楽施設ではない。
浮浪者やホームレスが寅さんや必殺仕事人を見る場所でもないし、受験勉強をする場所でもない。
基本は研究機関である。

日本では大学でも学問が消えてしまった。
嘆かわしい現状だが、だれも嘆かわしいとは思っていない。

「我々科学者は強力な核兵器を開発し、地球規模の破壊を考えている。」
ある小説のフレーズである。

この国の図書館が機能しているのは国会図書館だけである。地方の図書館は娯楽施設になっている。

2015年11月11日 16時59分39秒 | 文学・思想
「新潮社社長、1年間の新刊貸し出し猶予を要請へ」News i - TBSの動画ニュースサイト http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2632942.html


国会図書館のように管内閲覧のみにし、コピーも著作権に基づいて半分までとし、料金を国会図書館並にするべきである。

町の図書館が文化を破壊する。


悩み多い人の方が優れている。

2015年07月20日 14時40分13秒 | 文学・思想
当然の事ながら上に立つ人はあらゆる悩みを克服した人でなければならない。


安倍晋三から感じられるのは全くの苦労をしらないお坊ちゃんであり、戦場を経験した大将でさえない。

取り巻き連がラーメンの値段も知らないのである。

異常としか言えない政府で成り立っている。

近代国家においてはあまりに国民生活と乖離すると帝政社会へ戻ってしまうことになるだろう。


戦争詩集 村野四郎 おなじようなものか? 若者よいってらっしゃい。

2015年07月06日 02時00分50秒 | 文学・思想
さよならあ と手を振り
すぐそこの塀の角を曲がって
彼は見えなくなったが
もう二度と帰ってくることはあるまい

塀のむこうに何があるか
どんな世界がはじまるのか
それを知っているものは誰もないだろう
言葉もなければ 要塞もなく
墓もない
ぞっとするような その他国の谷間から
這い上ってきたものなど誰もいない

地球はそこから
深あく虧けているのだ

(亡羊記・塀のむこう)

日本人は物への思い入れは深いが、人間への思いやりは浅い。

2015年05月17日 07時24分31秒 | 文学・思想
日本人にとってオリンピックは肉体の祭典である。

かつて社会主義国ではオリンピック選手を養成するのに選手をロボットのように扱った。食事にこっそりと薬物をいれドーピングによって筋肉を強化した。その分精神や肉体に異変を来たし、金メダリストが若くして廃人になっていった。

これが国家の指導のもとに行われた肉体強化の結末である。

しかし、今や世界中がスポーツにおいては、かつての社会主義と同じになっている。薬物こそ使わないがサプリメントで筋肉を強化しているいるし最短の筋肉強化のトレーニングを行っている。もちろんこの最短は最強のトレーニングであり肉体がパンクするぎりぎりのところまでトレーニングする。若くしてあまりの激しいトレーニングによって精神構造と肉体構造に異変を来している。

女子は生理がなくなり男性化するという。より速くより強くという目的以外にはなく、ひたすら金メダルだけを目指すのである。本人との意志とは別に少しでも才能があればかり出して強化チームへ引き釣り込む。

いよいよ日本でもスポーツ庁などを発足させ、金メダリストを増やすという。

時に部活動ではいじめや強制トレーニング(しごき)が増える。

日本ではスポーツの世界で先輩後輩の序列が厳しい。根性でもってトレーニングを果たそうとする。なおかつ日本では選手への暖かいまなざしも、おもてなしもない。

スポーツ選手はスポーツメーカや企業にとっては宣伝のターゲットとなる。時にメダリストが国会議員となるがその脳みその程度は肉体ほど強化されているわけではない。それでも日本の国民からは多數の支持を得ている。

つまり肉体といういわば物質。動物なら肉であり、生命の維持活動に役立つものとなる。日本源は食べられることはないとはいえ、今や物質的な商品の意味合いが強い。

企業でも頑強な社員を求めるのである。とにかく肉体系体育系は体力がある。企業にとっては24時間働き続ける社員が必要である。

ところがこのような社員は40歳を迎える頃から体力と精神に異常をきたし、大病を患うことが多いのである。

日本にはゆとりがない。スポーツはこのゆとりをますます殺してしまう。日本語には運動という言葉がある。スポーツはルールでがんじがらめである。ところが運動には別段ルールはない。一人で勝手に身体を動かせていればよい。メダルを目標にする必要もない。

人間を思いやり人間の事を考える人々がスポーツの事を話題にしている事はない。もっとも兵隊に置ける強化は別であるが、国家はスポーツ選手を必要とするよりも兵隊を求めることが多い。

今は軍事力を強化する時代である。スポーツが巷の人々を兵隊として訓練するにしてもスポーツの名を借りて老若男女に到るまで強化するのは良いかもしれない。


エクササイズでも音樂を楽しめるMP3。
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松岡正剛の『遊学』を読んでいるが、登場人物が多いようで実は少ない。

2011年08月15日 20時19分52秒 | 文学・思想
編集者らしく、文章を流していくのが得意なのであろう。
けっしてとどまることがなく、考えることがなく、流れていくのである。

川の流れのごとくに、鴨長明の『方丈記』のように、「川の流れは絶えずしてしかも元の水にあらず」流れるのが正剛の手法である。

確かに多種多様でとどまることも無いので読みやすい。
物理や量子力学や数学がよく出てくるのは、知らない者にとっては難解かもしれないが、すでに既知の事実を羅列しているにとどまっている。

現代に必要な要素は、この『遊学』に詰まっている。
大学生なら最低でもここはクリアして、次の段階に進んでもらいたいものである。

と、言っても大学生の1%もこれを買い求めることは無いであろうことは察せられる。


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王権神授説を信望する脊髄人間。天皇陛下も叱咤される人々の中には将棋指しがいる。

2011年08月14日 14時14分39秒 | 文学・思想
東北の被災地の人々は、菅直人首相に対して「もう帰るんですか?」と言ったように記憶する。

同じことを東京電力社長清水正孝に対しても同じように言った。

ところが誰も天皇陛下に対しては、「もう帰るんですか?」とは言えない。
もちろん「もうお帰りになるのですか?」とも言えない。
たぶん左翼の人たちも苦慮するであろう。

しかし、さらに踏み込んで今でも天皇=神と信ずる人間がいる。
もちろん日本人のことであるから前頭葉が壊れている可能性は高い。

人間は大脳と小脳が破壊されていても脊髄で生き続けることも可能である。

王権神授説の意味を知らない人のために、wikiから引用する。

王権神授説 wiki

王権神授説(おうけんしんじゅせつ)とは、「王権は神から付与されたものであり、王は神に対してのみ責任を負い、また王権は人民はもとよりローマ教皇や神聖ローマ皇帝も含めた神以外の何人によっても拘束されることがなく、国王のなすことに対しては人民はなんら反抗できない」とする政治思想のことである。



戦前戦後を通じて、天皇陛下を神と仰いだ人々、というよりも神として利用した人たちも多くいた。残念ながら昭和天皇が崩御された時に、大右翼のメンバーも、国士舘の学生も、自民党の国会議員も誰一人として殉死したものはなかった。

その割には『風流夢譚』を書いた深沢七郎は、右翼の青年によって命を狙われ、殺害されたのは出版した文藝春秋の社長のお手伝いであった。

世にこの事件を「風流夢譚事件」と言っている。使嗾したのは赤尾敏であり、右翼の大物で国会議員も務めたらしい。

弟は1円玉を製造している工場の社長である。なぜか1円玉は造幣局では作っていないという。

赤尾敏に資金援助するルートだったのかもしれないが、石原慎太郎は『国家なる幻影』の中で佐藤栄作首相が資金提供していたことを暴露している。

この国家なる幻影の中での目玉は、沖縄に核兵器が貯蔵されていることを明かしていることでもある。昨日TBSの『報道特集』で、日本の核配置の特集をやっていた。

既に知られていることであるが、米軍兵たちの確たる証言ゆえ、ほぼ間違いのないことである。

TBS「報道特集」

「私は沖縄で核兵器の訓練を受け、被ばくした」元兵士4人が語る在日アメリカ軍の核戦略の実態。沖縄で、三沢で、岐阜で、アメリカは何をしていたのか?衝撃のレポート
番組内容
4人の兵士が証言 在日米軍の核
広島・長崎に多くの犠牲を強いながら、原爆で戦争に終止符を打ったアメリカ。その後も核攻撃を常に選択肢に入れていた。朝鮮戦争の際、マッカーサーが狙っていたのは?キューバ危機の時、核兵器が運ばれた日本の基地とは?そして沖縄返還後も続いていたという海兵隊の核訓練。それを行っていたのは米軍でなく…。厚いベールに包まれた在日米軍の核。証言者となった兵士を襲った謎の銃撃…。
出演者
キャスター
金平茂紀(TBSテレビ報道局) 日下部正樹(TBSテレビ報道局) 久保田智子(TBSテレビアナウンサー) 岡村仁美(TBSテレビアナウンサー)

今タブーを破る!元米軍兵士4人の証言・・・在日米軍の核
▽日本にあった米軍の核・生物・化学学校とその意外な場所▽マッカーサーが核攻撃を検討していたのは北朝鮮と・・・▽「マーク7」と「マーク28」とは?▽沖縄から韓国への極秘輸送▽電話帳に記されていた驚愕の番号▽沖縄だけではなかった核攻撃の拠点▽沖縄で核兵器の訓練を命じる1通の書類▽訓練中に大量の被爆▽極秘の核兵器訓練とCIA▽弾薬庫改修工事の仕様は原発並み。




戦後の昭和天皇のいる日本の中で平然と核兵器を持込み(実は日本の原発や六ケ所村は核爆弾を製造するための拠点となっている)。六ケ所村の直ぐ側には三沢基地がある。

核兵器の実戦部隊が配備されていた場所として、北からいうと三沢基地・横田基地・小牧基地・岩国基地・板付基地・沖縄基地である。

ほぼ日本全土に渡って、ソ連・中国・北朝鮮・中東を狙っていたのである。

今一度確かめなければならないが、国家の屈辱は金大中事件の韓国拉致問題だけではない。ほとんど日本には主権国家としてのメンツがどこにもないのである。

米軍再編の政治学―駐留米軍と海外基地のゆくえ
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しらける国からはソルジェニーツィンは生まれてこない。NHK「ソルジェニーツィンと政治家」

2011年08月07日 23時20分15秒 | 文学・思想
日本では具体的な物と金がものを言う。
文学や思想など目に見えないものの力を感じない国民に成長してしまった。

漫画・暴力・セックス・ゲームなどおよそ分化とはことなるサブカルチャー的なものが主流に成り得る。

自分たちの自我が抑圧されることに対しては敏感であるようで居ながら、自分より力のあるものには対決姿勢をあらわにすることはなく。弱きをくじき強きを助ける。

日本人はお互いが共同体としての意識は乏しい。たとえ災害時に物資や義援金が届こうとも、それは見せかけの親切なのであって、災害がなければ繋がることはないのである。

日本の文学で愛されるのは、せいぜい太宰治であるだろうが、日本の文学史上に道を強く説く脅威同体的な作家も現れることはなかった。

ソルジェニーツィンの名作『収容所群島』も出版されていないのである。

国土の狭い日本の中では、未知の土地というのは存在しないし、人間の苦しみもたかが知れていると言える。

目に見えイメージできる世界でしかない。想像をたくましくする必要もないのである。

しかし、日々起こる自然災害によってこの国の現状も大きく変わってきた。

通信や交通機関が北から南のはしまでその日の内に移動できる。
救援には便利であるが、人々はいつのまにか、他人を必要としなくとも良いという考えに犯されているのである。


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言わずと知れた憲法学者の人権を考える著作! 学士院会員でもある樋口陽一氏が精魂を込めた新作!

2011年07月12日 02時43分29秒 | 文学・思想
これから買って読むので、論評はその後にしたいが、精魂を込めた作品らしい。
是非、憲法がどうあるべきかを考える一冊として頂きたい本らしい。
編集者共々自信作らしい。



いま、憲法は「時代遅れ」か―〈主権〉と〈人権〉のための弁明(アポロギア)