家内は女子会とやらで朝早くから、出かける。ご苦労なことに竜王のアウトレットまで行くとか。
蜆の味噌汁
親子丼の飯なし:白ネギそぎ切り、米ナス一口煮切る。ごま油でこれらを炒める。赤唐辛子。鶏もも肉を皮目を下に。カツオ出汁と日本酒、濃口醤油。仕上げに溶き卵。
名古屋池下「335」(イタリアン)、「おまかせディナー」で。
前菜2種、パスタ2種、メイン、デザート。これで3500円。どれもよかった。
335:http://335.nagoya/
東山彰良、2015、『流』、講談社
「わたし」こと、葉秋生のアイデンティティ発見の旅といえばいいのか。台湾に逃れた国民党軍人の外省人、中国山東省出身の祖父葉尊麟に可愛がられた「わたし」の青春記であると同時に台湾の1950年代以降の人々の生活感が描かれる。1990年台に台湾と中国に短期間訪問したことがあり、どちらも、現地の人々に案内してもらったので、観光旅行ではなかった。だから余計に、雰囲気がわかるような気がする。懐かしく台北、新竹、上海、天津、北京での数日をなつかしく思い出した。2015年前半の直木賞を取ったから読み始めたわけではない。
 | 流 |
東山彰良 |
講談社 |
2015-08-13 18:24:32 |
読書 |
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前夜、山代温泉に泊まり、宿を出て「総湯」や「温泉寺」あたりを散策し、加賀一の宮の「白山比神社」にお参り、南下して勝山の「平泉寺白山神社」にもお参り。ナビのガイドに従って、東海縦貫道にまわって、18時半過ぎに帰宅。
ランプステーキ
ルッコラのイタリア風おしたし(留守中、江南からルッコラが一箱届いていて、残念ながら、常温配達だったので、一部傷んでいたものをのぞいて、全てを茹でておしたしにする):パルメジャーノ(+グリエール、エメンタール)をおろし、スモーク醤油+スモークオリーブオイル、胡椒、イタリアンミックス、フレッシュオリーブオイル、松の実。塩ゆでして水に晒したルッコラ、水をよく絞って一口に切って、よく和える。

鵜飼秀徳、2015、『寺院消滅:失われる「地方」と「宗教」』
自身の問題として墓じまいを考えていて、本書は、ビビッドに響いた。
大まかな図式とすれば、こういうことだろう。仏教は葬式に関わるから血縁関係の希薄化、個人化の問題に関わり、人々とのつながりの希薄化の影響を強く受ける。神道は、地域の祭礼に関わるから地縁や地域の解体に関わり、地域が崩壊すると神社の存立基盤を失う。血縁,地縁、宗教が、現代日本の抱える重大な問題、少子高齢化や地域格差と関わっていることに気付かされる。
本書は、自身も寺院の次男として生まれ、宗門で修行を終えて僧籍を持っているジャーナリストである著者の自身の問題に直結し同時に日本の深層をえぐりだした好著である。実のところ、自分自身、2011−12年と続けて両親を失い、また、生まれ故郷を離れて現在の生活基盤を作っていて、自分自身を祭ってくれる子供もいないという状況の中で、両親から寺と墓を承継した。もう少し言えば、両親は亡くなった奈良の地とは血縁と地縁では繋がっていない。しかし、両親は奈良の地で骨を埋める気持ちだったようで、自分で寺を見つけていた。父の葬儀はその寺の本堂をお借りした。母は、参列者が多いと予想されたので、馴染みの寺の和尚さんに導師をお願いしたが、寺では葬儀をしなかった。しかし、法事は、寺の庫裏をお借りしている。
父は、その両親の墓を京都に設けた。私からして祖父母と両親の進行する浄土真宗大谷派の東大谷の墓苑に、父がささやかな墓域を用意したことに始まる。その時には、両親と私達兄妹は大阪市の西郊に住んでいて、関係の深い寺はなかった。40年ほど前、新興住宅地に宅地を購入して私達一家は奈良に転居した。しばらくたって(どのぐらい後か、承知していない。すでに、私は、家を出ていた)、両親は、奈良中心部の同宗派の寺を見つけて、定期的に通うようになった。おそらく、檀家待遇になったのだろう(檀家になるというのが、どういうことかわからないが)。両親がなくなって、先に記したような手順を踏んだのだが、それ以来、墓参りは京都の東大谷、法事には奈良のお寺にお願いして、檀家のように年会費を払っている(墓地も、年間維持費を必要とする)。
さて、私のことだ。今日明日に死ぬことはおそらくないだろうが、かといって、いつ何時、どのような事態に陥るかわからない。とすれば、私は、どのようにすべきだろうか。私には、先妻との間に子供がいるが縁が薄く、墓や位牌を託することは躊躇される。そこで、以前、妹と話したことは、墓じまいしかないだろうということだ。自分の都合としては、以上のようなことなのだが、さて、そのようにするのがいいのだろうか、あるいは、他に道があるのだろうか。まさに、血縁と地縁が失われていて、なんとも、にっちもさっちもいかないとしか言いようがないのだが。

2015-08-12 07:51:14 |
読書 |
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永平寺を経て、山代温泉へ。ネットで渋滞情報を見たら、一宮を抜けるのに1時間半以上かかるということだったので、東名阪を西下、桑名東から下道を大垣に抜けて永平寺町。予定では、午前中に永平寺を見学したかったが、先に昼食。
あらかじめ『けんぞう手打ちそば』というのを見つけていたが、行ってみると、強烈で駐車場もいっぱい。諦めて探しなおして『山岡そば屋』にする。これが、意外と言っては悪いが、田舎の手打ち。悪くなかった。なんでもメニューに並べる町の食堂という趣だが、見かけによらない。
本当は、1日目、平泉寺白山神社か恐竜博物館に行くつもりだったが、時間的に無理。宿に直行する。チェックインののち、家内はボディトリートメントとやら。私は、部屋で部屋付きの露天風呂と読書。
夕食は向付からはじまる会席風。締めは寿司という目乳だった。のどぐろを炙った寿司が特に美味しかった、堪能。
この暑い中、オープンキャンパス2日目。
今晩の食事当番は家内。知り合いのスペイン人料理人から直伝のガスパチョとラ・ベットラ落合のレシピによる豚ロースのソテーだそうだ。添えるフランスパンは、土曜に行ったコストコさんのバゲットとやら。
ガスパチョ:トマト、玉ねぎ、パプリカ、ニンニク、クミン末、塩胡椒、バゲット少々、水、白ワインビネガー、フレッシュオリーブオイル。これらをフードプロセッサーにかけて冷蔵。
豚ロースのソテー:ブラウンマッシュルームとともにじっくりとソテー。裏面は余熱で。豚肉を取り上げた後、きび砂糖少々+バルサミコ酢を加えて加熱してソースにする。
オープンキャンパス8月版の1日目。みなさん、暑い中来てくれる。幸い事故なし。
夕方、行事が終わったところで、ドローンを飛ばす。日中風が強かったが・・・。
アマトリチャーナ:ベーコンを炒め、赤唐辛子、塩胡椒。トマトソース。アルデンテに茹でたリンギーネを加える。ゴーダチーズの粉末をかける。
鶏もも肉のポルチーニフンギ煮込み:ズッキーニを四割にし、鶏もも肉とともに、赤唐辛子、オリーブオイルで炒める。白ワイン、水でもどしたポルチーニフンギ、戻し汁とともに加える。生クリーム、塩胡椒。
サラダ
4月25日以来の「焼肉金城」。癒やしはここ!
今日は、明日から2日続きのオープンキャンパスの準備。それから、Phantom3のFirmwareのバージョンアップ。
塩たん、塩スジ、ハラミ、軟骨、ナムル、キムチ盛り合わせ。あとは、生ビールとマッコリ!いつもの組み合わせか。勘定の時、相変わらずの食欲と主人夫婦から褒められた。30年近く前から通っているんだから・・・。