読書と夕食

 

えらく、デジャブに苛まれた。読了なのだが記入漏れ、ということもありうるが、文庫本には先に読んだ痕跡もない。何年か積んでおいた記憶がある。なんだったんだろう。

まあ、近未来ということだろうか。人々は電子葉が脳に物理的に組み込まれていて、クラス0からクラス6までのある種の社会システムに組み込まれている。電子葉はネットと接続されていて、上位者は権限に従って下位者の電子葉を通じた思考を読み取ることができる。主人公はこのシステムを開発した恩師と再会し、忘れ形見を託される。彼女は旧のクラスは0ではあるが、新開発の量子葉によって実質クラス9という。そんなこんなの近未来の脳直結デバイスの話。テスラのイーロン・マスクはこの手のデバイスに興味を持っているようだが、実際のところ、どうなっていくのだろうか。