遅い昼食はラシックの「鯛めし八十八商店」に行って宇和島鯛めしというのをたべた。昔、調査に行った日振島の民宿で冷や汁というのを食べさせてもらって、すごく美味しかったのだが、それかとおもったら、また違っていて、冷たい出汁にタイのナマの切り身が浮いている。浮いている黄身をほぐしてご飯にかけて食する。これはこれで悪くないが、個人的な好みとしては、もう少し、薄味の方が良かったが。
そのあと、県立美術館にシャガール展、テレビ塔にフェルメール光の王国展に行った。
ソラマメとスモークサーモンのパスタ
桜海老のパスタ
ルッコラとトマトのサラダ
愛知県立美術館「シャガール展」
あまり予備知識を持っていなかったが、ロシアのディアスポラ・ユダヤ人画家のマーク・シャガールの作品の内、音楽・バレー、オペラ座の天井画やバレーの衣装、背景が、教会のステンドグラスに焦点があたっていたもので、大勢の観客に混じって結構楽しむことができた。望むらくは、もう少し、大きな空間で作品の間隔を明けた展示で一点一点堪能したかった。もっとも、下絵が多かったので、それほど細かく見るというよりも、どのように作品の発想が展開したかを見るということでは、ザッピングのような見方もありだったかもしれない。その意味でも、図録を購入したのは正解。あとでじっくり眺めることができる。
名古屋テレビ塔「フェルメール光の王国展」
2010年8月24日にデルフトに行ったことがあって、その時にフェルメール・センターに行った。この展覧会はまあ、それ。現地と同じ、写真版、ただし現物と同サイズの作品が制作順に並べられていて、構図について説明がある。タブレットPCを貸してくれて(有料)、作品それぞれについての説明があるが、娘と父がそれぞれ説明することになっていて、いささか、その設定はうざい。早々に見るのをやめた。テレビ塔下3Fの展示スペースに行ったのは初めてだが、狭くてちょっとびっくり。まあまあ、なつかしく、デルフトの街を歩き回ったことを思い出すことができてよかった。