Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

処暑

2022年08月25日 22時37分26秒 | 俳句・短歌・詩等関連

 明日は血圧の薬等を処方してもらうためにいつものかかりつけの内科に行く予定。その前に神奈川大学の生協でいくつか本とCDを漁る予定。目的のものがあるか、取り寄せてもらえるのか、確かめに行く。購入はまだ先の予定。在庫がある場合はどうするか、悩みどころ。

 本日の最高気温は28.7℃であったが、明日はまた33℃と昨日のような気温になる予報。しかも朝のうちの湿度が90%というからかなり蒸し暑いようだ。ひょっとしたらパつくのだろうか。

 23日から9月7日までは二十四節気の処暑。「陽気とどまりて、初めて退きやまんとすれば也(暦便覧)」ということで、概略「暑さが止む」時節と理解できる。萩の花が咲き、朝夕は心地よい涼風が吹く頃でもあるらしいが、残念ながらまだまだとても蒸し暑い。ただし萩はボチボチと目に付くかもしれない。

★妻死後の空のふかさを処暑として    能村登四郎
★北上の渡頭(ととう)に立てば秋の声  山口青邨

 1句目、喪失感。解説は野暮と思ったので、略。
 2句目、北上川の渡しのことだと思う。小さな渡し舟のための木製の乗り場にでも立っているのであろうか。秋の雲が流れている光景がすぐに浮かぶ。風だけではなく、景そのものから「声」を感じとっている。この声は自己の将来から、あるいは自己の過去からのものか。空を行く雲とはちがって内なる声を聴いているように感じた。全国的にも川に渡しがあったのはもうだいぶ以前のことになっている。私も実は川の渡しを利用した経験がない。半分死語なのかもしれない。



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