Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

「魔女狩りのヨーロッパ史」読書再開

2024年05月10日 22時15分26秒 | 読書

   

 風邪をこじらせてしまい、読書の気力が無くなりかけていたがようやく読みかけの「魔女狩りのヨーロッパ史」の読書を再開した。

 桜木町から横浜駅に到着し、休憩がてら入った喫茶店で目をとおした。第2章「告発・裁判・処刑のプロセス」まではすでに読み終わっていた。本日は第3章「ヴォージュ山地のある村で」を読み終わった。
 この章は具体的に「魔女」として処刑された事例の紹介。なかなか無残な例なので読み進むのが少し苦痛なこともあったが、とりあえず読了。

根強い噂・悪評から裁判が始まるのは、前章で触れたように、ごく普通のことだった。だが、こうした魔女とその妖術の噂の広まり自体が、社会の分断・機能障害を表している上に、森に囲まれ孤立した山岳地帯のように不十分な農地しかなく、加えて自然環境の悪化と経済条件の変化に見舞われて生活が苦しくなった場所では、隣人への疑心暗鬼はいよいよ深く浸透していった。そこに司法権力が介入することで、社会の機能障害はますます激化し、裁判が進むにつれて、その抑圧システムが恐怖と不安に震える人々の精神に異変を起こさせ、共同体の団結統合はガタガタと崩れていった。
裁判は隣人どうしの不和・憎悪、暴力と復讐への欲求を養分にしながら進められるが、それを裁判によって昇華させることなく、むしろ奨励し煽りたて増幅させて、自分たちのコントロール下に具体的な形を与えようとしたのである。


いい汗、のち無駄足

2024年05月10日 21時41分26秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 退職者会の用事があり、桜木町の悪評高い横浜新市庁舎に出向いた。退職者会の私の属するブロックの総会の会場探しである。総会前に新市庁舎をぐるりと回る20分ほどのイベントを考えた。市庁舎を外から見学し、レストランで総会と昼食会を兼ねた集まりを予定してみた。みんなに了解が取れ次第、案内状を会員宛に送付することになる。
 日時は6月であるが、案内状は今月の20日に発送。

 市庁舎からの帰りは、横浜駅まで徒歩。遅々として進まない東横線跡地の散歩道整備。桜木町からわずか紅葉坂下までの100数十メートルを歩いてみた。そこからは国道16号線沿いに旧来の歩道を久しぶりに歩いた。
 汗ばむほどの暖かい陽射しのもと、膝も痛くならずに横浜駅まで5千歩ほどを歩きとおすことが出来た。横浜駅の喫茶店で一服、読書タイムを確保してから帰宅。

 横浜駅からバスにて帰宅。しかし家に着く50m手前で妻に頼まれていた買い物を思い出し、ふたたび15分ほど徒歩で戻り、買い物。往復3千歩ほどを余分に歩いてしまった。帰宅して歩数計を見ると1万3千歩。足の筋肉がだるくなっていた。結果として足に無理を強いてしまった。明日、膝に違和感が出ないことを祈るのみ。

 


夢を見たはずだが・・・

2024年05月10日 10時59分45秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 昨晩は夜になって体が重く、疲労感が襲ってきた。特に体調に異変があったわけではなく、疲労感というよりも脱力感、あるいは気力が萎えたという語感が当てはまったような気分になった。
 夕食後、ブログをアップしてからパソコンの前で熟睡。1時間ほどで目が覚めた。少し無理をして、久しぶりに団地周りを一周。肩の凝りをほぐすように腕を回しながらのんびりと歩いて、すぐに温めのお湯で入浴。少しは回復出来たはずだった。

 明け方、なぜか掛け布団を思い切り蹴とばしていた。寒さを感じ、床に落ちた布団を戻したものの、二度寝のときにふたたび蹴とばして再度持ち上げる破目に。今更この歳で何が不満で駄々っ子のように暴れたか、何に怒って暴れたのか、夢を見ていたはずだが、夢を記憶し思い出すことのない私にはさっぱりわからない。
 子どものころから夢にうなされたことは覚えているが、夢の内容はこの歳まで常に記憶にない。また思い出す気がさらさら起きてこない私である。
 寝る前の脱力感と何か関係があったのか、体調に何らかの変化があったのか、不明は不明のままにしておくしかない。心理学では夢にいろいろと意味があるらしい。しかし私の思いからすると、目が覚めてからいくら意味づけを考えても、夢の内容を詮索しても、無意識の核心に迫ることはできないのではないか。できるのは無理なこじつけだけだと確信している。心理学を勉強していないもの戯言といわれそうだ。

 8時過ぎに起床したときは、気分爽快。脱力感もなくなり、前向きな気分に回復。