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Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

追悼 大岡信

2017年04月05日 22時09分52秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 大岡信が亡くなった。86歳。最近は著作もなく、消息を聞くこともなかったのでかなり具合は悪いのではないかと推測していた。



 大岡信の著作は、36冊ほど本箱におさめてある。もう古い本で、岩波新書版の「折々のうた」等はかなり変色してしまっている。
 残念ながら肝心の詩はなかなか理解できないところがあり、敬遠してしまったままである。しかし評論、特に万葉集や連歌・歌仙、現代音楽・現代美術への言及についてはたくさんのことを著作を通して学んだと思う。
 どれだけ理解したかはおぼつかないが、大岡信・岡野弘彦・丸谷才一と巻いた歌仙は、ワクワクしながら読んだ。
 いつかは氏の詩に挑戦してみたい。


本日はご機嫌斜め(怒)

2017年04月05日 21時08分56秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 スマホの電池の消耗が激しいので、携帯電話会社のショップに出向いて聞いたところ、「電池は内臓品なので修理依頼に出さなくてはいけない。費用は1万数千円、日数は10日ほど」という説明を聞いて唖然とした。いろいろ聞いたがどうしても修理依頼が必要とのこと。10日の間の代用品は提供できるが、その10日のために機種変更と同じような手順が必要であり、直ってきたものにもまた同じような手順をしなくてはいけない、との説明を繰り返された。電子マネーの面倒な手続きは自分で処理してほしい、とのことも言われた。
 窓口の人に文句を言っても埒が明かないし、時間ばかりかかる。いろいろ悩んだが、結局新規購入の手続きを取らざるを得なかった。
 午後からの会議に合わせて慌てて新規機種への移行を済ませてショップを後にしたが、電子マネーの手続きや、ツイッターやその他の設定などはこれから明日までに済ませないといけない。その後さらに私が使いやすいように不必要なアプリを整理整頓し、自分なりのカスタマイズをしなくてはいけない。なんで電池交換も出来ずにこんな面倒なことをしなくてはいけないのか、ぼやき続けている。
 「日本のおもてなし」などと盛んに言われているが、最近はこんな商習慣が当たり前になっているようだ。とても「おもてなし」などと粋がっている状態ではないと思う。

 当面このいらいらでストレスが溜まりそうである。

昨日から清明節

2017年04月05日 09時30分06秒 | 俳句・短歌・詩等関連
 4月4日から4月19日までが二十四節気の清明節。「万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草としれる也(暦便覧)清浄明潔の略。晴れ渡った空には当に清浄明潔という語ふさわしい。地上に目を移せば、百花が咲き競う季節である」ということらしい。
 二十四節気を3候に分けると、「玄鳥至る」(4月4日~)、「鴻雁かえる」(4月10日~)、「虹始めてあらわる」(4月15日~)という七十二候となる。これは、季節の移ろいを気象や動植物の成長・行動などに託して表したものといわれる。
「玄鳥」とは燕のことでこのころ南から戻ってくる。「鴻雁」とは雁が越冬地の北方から戻ってくること。玄鳥と雁は南北別の方角から春に戻ってくる。その入れ違いに着目している。

 実は昨夜、夕食からの帰る途中に、近くの地下鉄の駅舎で巣で抱卵している燕のメスを見た。

★清明の雨に光れる瑠璃瓦    古賀まり子
★清明や壺に満ちゆく水の音   片山由美子