Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

「雪村」展(東京藝大美術館)から -1-

2017年04月18日 22時44分34秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等
   

 まだ図録全体を読んでいないが、まずは会場の入口に掲げられた「欠伸布袋・紅白梅図」(茨城県立歴史館蔵)から。図録に掲載されている古田亮氏の解説によると、「武田光一氏が本作と尾形光琳作「紅白梅図屏風」(MOA美術館蔵)との関連性について指摘して以来、光琳がこの作品に刺激を受けて「紅白梅図屏風」を制作したのではないかという見解がひろく知られるようになった。両者の共通点はその構図にある。伸びをする布袋のシルエットは光琳では流水に代わるが、紅梅の枝の持つ緩いカーブと白梅の鋭い動性との対比は光琳画にそのまま現れている。‥(1763年には)さる大名家に伝わり、江戸の屋敷に置かれていたことがわかる。光琳は江戸に下った折にこの作品を目にする機会があった‥」と記している。
 上記のように並べてみると、確かに左側の梅の鋭い鋭角に曲がった枝と右側の丸みを帯びた曲線の対比、伸びをする布袋ののびやかな姿態と豊かな水量を讃えた河の曲線と独特の水の紋は対比の妙を見せている。
 この作品は1986年に雪村画として紹介されたばかりのようである。「戦国の世には似合わぬのんびりとした風情の作品」とも記されている。
 光琳の作品のほうが、より様式化した抽象性を感じられるが、雪村画のほうがより現実味があるように見える。しかし布袋の伸びをして上に上げた両手や、土を踏む両足の格好は現実離れがはなはだしい。また布袋の両目は白梅のほうを見ているようで、紅梅には背を向けている。両サイドの細い梅の枝に対比して布袋の格好は実に丸い。
 私は両サイドの梅の丹念な描きかたに大いに惹かれた。

   

   

大雨・洪水・強風・雷注意報は強風注意報へ

2017年04月18日 10時54分17秒 | 天気と自然災害
 昨晩は、2時半過ぎに風速10メートル、瞬間の最大風速は18メートルを記録。私の寝ている5時半過ぎには風速11メートルを越え、瞬間の最大風速も21メートルとなっている。強い雨の区域は静岡県東部の箱根をなかなか越えられないうちに、千葉県を越え、太平洋岸へ去って行った。静岡県東部、箱根付近ではかなり強い雨が長時間降っていた。
 横浜では大雨・洪水・強風・雷注意報が、8時過ぎに強風注意報に変わった。
 先ほどまで、昨日の会議で決まって日程をスケジュール帳に入力しながら若干の作業。昨夜の飲み疲れのためにこれから休息。午後からはニュースの原稿作り。


強い風で目が覚める

2017年04月18日 02時51分19秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 風の唸り声で目が覚めた。雨は今のところ時間換算10ミリ未満の弱いものであるが、風がとても強い。日付の変わった1時直前に風速8.8m、瞬間最大風速は同じころに14.8mと表示されている。

 本日の今年度最後の退職者会の幹事会は終了。今週末の年次総会に向け準備はとりあえず終った。あとは当日の懇親会の準備と設営をしなくてはいけない。
 一段落したので昨晩はみんなで賑やかに、過ごした。それでも1500円ですんだ。帰宅したのが21時ちょっと前。そのままベッドへ直行。
 しかし来月の退職者会ニュースの作成が切羽詰まってきた。4月末から5月にかけて連休があるので、4月中に最終原稿を入稿しないと間に合わない、と昨晩スケジュール帳を見て慌てた。
 明日から少々焦り気味にこなしていかないと間に合いそうもない。隔月のことながら、毎回慌てている。

 これから静かに入浴してさっぱりとしたい。私は酔ってしまったらすぐに寝てしまう。そして眼が覚めたら、38~39℃位のぬるめのお風呂に長めに入るのが気持ちがいい。まだ少し酔いは残っているが、汗が滲んできてから、頭から足先まで丹念に洗い流すと気分がさっぱりとする。酔っていないときよりも、爽快感がまさる。