Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

何で今ごろ、今さら‥情けない

2013年05月14日 22時42分28秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 本日の講座は募集の時は「歴史の中の日中関係」と題していたが、現在の状況も踏まえたのであろう配布された資料では「歴史の中の日・中・韓関係」となっていた。このほうがよりよい講座となるであろうこと十分理解できる。
 講座の案内・コンセプトは以下の資料のとおり。私は時事問題は避けながら講座を択んできたが、いろいろな意見を聞くことも大切と応募した。



 はっきりいって、今の中国の過去への回帰を匂わせる習体制といい、韓国の保守勢力基盤の朴大統領といい、北朝鮮の金体制といい、そして日本の安倍政権といい、極めて不幸な政治体制がそろってしまったといえるのではないだろうか。
 極めてきびしい舵取りが求められる難しい状況だからこそ、双方の政治的なトップは冷静で客観的に、そして歴史を正しく把握しながら判断をし続けなければならないはずだ。もともとは石原某のトンでも発言・判断が発端になっているが、本当は中国の経済的な発展と、韓国の政治経済体制の大きな飛躍が背景となっている。18世紀以降の中・韓・日の不幸な関係(これは当然明治維新以降の日本の近代化が問われなければならないのだが‥)をキチンと把握しない限り、「未来志向」などあり得ないはずだ。

 最近のこの4カ国のトップの発言はさまざまに物議を醸している。(橋下某のまたまたトンでも発言が飛び出した。一体日本の政治はどこまで節操をなくしていくのだろう。)
 そんなことを再度整理してみたくて受講を決意した。17世紀の後半以降の歴史を振り返ることは大切だ。講座の内容はなかなか刺激的である。私には当然のことも話ではあったが、同時に新しい知見もあった。総じて自分でどう咀嚼するかなのだが、勉強になる講座のようだ。当然、講師の論にすべて賛成にもならないと思う。例えば琉球・沖縄についての言及には物足りなさは感ずる。維新後沖縄をその版図に組み込んだ経緯については問題意識は匂わせなかったことなど。しかし、違和感ばかりを先に述べでもしょうがない。あと2回、キチンと聴きに行こうと思った。

 状況を反映して教室は満員の盛況。ただし私よりも上の世代もかなり多く、平均年齢は私よりも上だと思う。すこし残念ではある。