Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

横浜での句会提出句

2013年05月11日 22時40分24秒 | 俳句・短歌・詩等関連
横浜での5月の句会提出句
★メーデーやラピスラズリの探検船
→メーデーやラビスラズリの隊商路
★団欒の十二神将風薫る
→団欒の十二神将庫裏五月
★現実はいつも曖昧春満月
→「現実はいつも曖昧」夏の月

 本日の提出句はかなり冒険した句ばかり提出した。だから思い込みの激しい句ばかりで人の理解を自ら拒絶したような感じが自分でもしていた。
 それでも3句ともに複数の方から取ってもらえた。望外の喜びと感じた。
 1句目、メーデーの明るい日差しと、港に面した神奈川のメーデー会場のイメージからラピスラズリの青色を連想して作った句。たまたま会場に行く途中にトルコ雑貨の店が新しく開店していたので、ラピスラズリを思い浮かべる契機となった。ラピスラズリと探検船の取り合わせは無理があることに提出後気付いた。これは陸のシルクロードの連想から「隊商路」と変えてみることにした。メーデーもラピスラズリもすっかり極東の日本に定着した。メーデーはむろんのこと、ラピスラズリは日本画の岩絵の具の高価な材料として定着している。
 2句目、千葉美術館での仏像の展示で、十二神将のひとつが手をかざして遠くを見つめる姿に造形してありとても親しみを感じた。もふと和むような像を仏師も作ってみたかったのかなと感じて、いかめしい十二神将も人の眼に触れないところではひょっとして和んでいる時間を持っているのかなと想像して作ってみた。評では「風薫る」では外のイメージなので、句意にそぐわないのではないかと指摘された。そのとおりなので、庫裏という参拝者からは隔絶されても寺の家族の団欒の空間に場面を変えてみた。
 3句目、10年前に所属した俳句結社ではこのような句はまったく排除されていたのだが、今の結社では数多くこのような句も取り上げられる。現在近代美術館で開催されているフランシス・ベーコンの言葉からの句なのだが、よくありがちな言葉なので引用であることを示すため「」をつけてみた。さらに「曖昧」と「春満月」ではイメージが重なるといわれた。これもそのとおりだと思い、逆にくっきりとした「夏の月」に変えてみた。あるいは「冬満月」の方がいいのかもしれないが、季節があまりにあわないのでこれはやめた。

 句会参加者の皆さんの評、とても参考になりありがたかった。



シベリウスバイオリン作品集1&2を購入

2013年05月11日 12時14分40秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等
         


 昨日衝動買いのように購入してしまった。ずっと探していたものをたまたまレコード店で見つけてしまった。

 シベリウスのバイオリン作品集の第1巻と第2巻。バイオリンは佐藤まどか、ピアノは渡邉規久雄。佐藤まどかはこの間シベリウスの室内楽全曲演奏会のおり聴くことの出来たバイオリニスト。確かな技量だと思う。渡邉規久雄はシベリウスのピアノ曲全曲録音の最中。第3巻まで出ていていづれも購入した。とてもすばらしい演奏である。
 おそらくこのシリーズも満足のいくものと思い購入した。まだ聴いていない。感想はじっくり聴いてからアップする予定。