初めて六甲山に登った。以前に新神戸駅からロープーウェイでハーブ園までいったことがあるだけだ。今回はこのロープーウェイを使い、ハーブ園から摩耶山を経て六甲山の最高点を踏んで有馬温泉までの約7時間半のコースを歩くことにした。 ロープーウェイは朝9時半が始発というかなりゆっくりした営業開始時間。これでは、新神戸駅を7時半過ぎに登り始めれば30分以上早く摩耶山に着くのだが、一人ではないので無理をしないことにした。
それでもハーブ園から摩耶山を登るまではそれなりの急登であった。途中山岳を走って縦走する方3人ほどに追い抜かれた。かなり走り込んでいる様子であった。そのほかにも3人の若い方に抜かれた。追い抜かれても還暦夫婦ののんびり登山でもあり、景色を楽しみながら登った。一人であくせく登るスピードをつい思い出してしまうのだが、そのたびに自分にブレーキをかけた。
いい天気に恵まれ、神戸の市街地がよく望めた。北野の異人館街を見下ろすと、当時の外国人が摩耶山の急な山肌に張り付くように家をたてていたのがよくわかる。彼らは自宅から旧居留地の仕事場を眺めながら暮らしていたのであろう。また北側の山並みの眺望も楽しめた。
私はどこかをたずねたら出来るだけその地の高いところから俯瞰することを心がけている。そうするとその土地の活用のイメージがわかるような気がする。この六甲の銃走路から眺めなければ、平家の時代の福原という港や御所のイメージは沸いてこないのであろう。平家の公達たちもここからの眺望を幾度もながめたことは想像できる。明治維新後、神戸という都市の機能や都市計画に携わった人々もこの銃走路から港を俯瞰したはずだ。その人たちがどのような夢や計画などをおもいえがいたのであろう。
摩耶山では地面に霜がたくさん出来ていた。靴で踏むと心地よい音がする。また霜を踏む感触も懐かしい。摩耶山を過ぎ標高が多少高くなり六甲山の山域に入ると雪が残っているところがチラホラ。さらに谷の日の当たらない斜面では大きな長い氷柱が崖沿いに伸びているところもあった。それでもところどころで梅が咲いている。風は冷たいが、風が止まると陽射しが温かい。
季節的にはいいハイキングが楽しめるのだが、ハイカーはいたって少ない。さびしい。そのために沿道の食堂も閉店しているところが多かった。いくつかのロープーウェイの終着点では店が開いているが、それ以外はとてもさびしい。有馬温泉での日帰り入浴も楽しめるし、交通の便もいい。実に手軽でいいフィールドと思うのだが、かえって身近すぎるのだろうか。それとも4月5月の連休などを過ぎると大勢の人があるくようになるのだろうか。
自動車道を縫うようにして伸びる登山道というのは、やはりさびしい。出来れば車道を歩いたり横切ったりしない登山道の整備がうれしいのだが、ここまで車道が整備されてしまっていてはそれも困難なのであろう。残念である。
それでもハーブ園から摩耶山を登るまではそれなりの急登であった。途中山岳を走って縦走する方3人ほどに追い抜かれた。かなり走り込んでいる様子であった。そのほかにも3人の若い方に抜かれた。追い抜かれても還暦夫婦ののんびり登山でもあり、景色を楽しみながら登った。一人であくせく登るスピードをつい思い出してしまうのだが、そのたびに自分にブレーキをかけた。
いい天気に恵まれ、神戸の市街地がよく望めた。北野の異人館街を見下ろすと、当時の外国人が摩耶山の急な山肌に張り付くように家をたてていたのがよくわかる。彼らは自宅から旧居留地の仕事場を眺めながら暮らしていたのであろう。また北側の山並みの眺望も楽しめた。
私はどこかをたずねたら出来るだけその地の高いところから俯瞰することを心がけている。そうするとその土地の活用のイメージがわかるような気がする。この六甲の銃走路から眺めなければ、平家の時代の福原という港や御所のイメージは沸いてこないのであろう。平家の公達たちもここからの眺望を幾度もながめたことは想像できる。明治維新後、神戸という都市の機能や都市計画に携わった人々もこの銃走路から港を俯瞰したはずだ。その人たちがどのような夢や計画などをおもいえがいたのであろう。
摩耶山では地面に霜がたくさん出来ていた。靴で踏むと心地よい音がする。また霜を踏む感触も懐かしい。摩耶山を過ぎ標高が多少高くなり六甲山の山域に入ると雪が残っているところがチラホラ。さらに谷の日の当たらない斜面では大きな長い氷柱が崖沿いに伸びているところもあった。それでもところどころで梅が咲いている。風は冷たいが、風が止まると陽射しが温かい。
季節的にはいいハイキングが楽しめるのだが、ハイカーはいたって少ない。さびしい。そのために沿道の食堂も閉店しているところが多かった。いくつかのロープーウェイの終着点では店が開いているが、それ以外はとてもさびしい。有馬温泉での日帰り入浴も楽しめるし、交通の便もいい。実に手軽でいいフィールドと思うのだが、かえって身近すぎるのだろうか。それとも4月5月の連休などを過ぎると大勢の人があるくようになるのだろうか。
自動車道を縫うようにして伸びる登山道というのは、やはりさびしい。出来れば車道を歩いたり横切ったりしない登山道の整備がうれしいのだが、ここまで車道が整備されてしまっていてはそれも困難なのであろう。残念である。