Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

横浜での句会

2013年02月09日 21時31分20秒 | 俳句・短歌・詩等関連
この二週間での句

★陽炎や縄文土器のめくるめく
★春満月透視図法の道の先
★底冷えや人の影へと忍び寄る
★寒あかね路地へと控えめがちに射し
★枡酒に若いくちびる梅の花
★日脚伸ぶ墓銘碑無き者らへも
★冬薔薇のしかとおさまり赤灯台
★春雨やいつかは朽ちていく秘仏
★冬椿水琴窟の音に落つ
★星しずく寒北斗より首都圏へ
★春浅し北斗のしずく首都圏へ
★春浅き畑の起伏力満つ
★遠き春コーラの瓶を投げし海

本日の句会提出句

★寒の水父の輪郭我が顔に
→寒の水拭えば父の目と口と
→寒の水父の目と口我が顔に
★友の死や喉にぎくしゃく燗の酒
→陸奥の地へ喉にぎくしゃく燗の酒
★まぼろしとうつつの交差みぞれ降る
→まぼろしとうつつのあわいふぐと汁

A3版のスキャナー

2013年02月09日 12時10分11秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 昨夜の腹痛、皆さんにご心配をおかけし申し訳ありませんでした。

 腹痛・下痢・吐き気そしてお腹の膨満感、かなりつらかった。布団に入ってからもお腹がグルグルとさかんになっていた。それでもいつの間にか熟睡していた。
 朝になり、腹痛もおさまりお腹がなることもなくなっていた。何が原点だったのだろうか。
 朝になってなおっているということは、一過性のようだ。インフルエンザの前兆でもなさそう。夕食に食べたものは火の通ったものばかりなので原因については心当たりはない。不思議だ。

 昨日は1年半つけた梅酒を小さな瓶に移し、取り出した梅をひとつかぶりついた。砂糖をかなり控えめにした焼酎に漬けたためか、梅はシワシワにはならず、艶やかな表面である。この梅がよくなかったのかとも思ったが、梅酒自体は悪くはなっていない。いい味である。


 さて、最近の美術展のチラシは時々A3版のものをおっているものがある。A4の画面に分割できるものならばいいのだが、A3の大きさで一画面のものがスキャンできないと悩んでいた。
 私の持っているスキャナーはA4まで。普通の使用ではこれで十分なので、A3用のものは販売していない。最近のスキャナーはプリンターと一体型のものが多く、一般家庭用はインクジェットでこれもスキャナー機能ではA4までだ。A3のスキャナー機能を求めるとするとレーザープリンターなどでビジネス用のものに限られてしまうようだ。
 こんなことを悩んでいたら、つい先日コンビニのコピー機を使った折、コピー機にスキャナー機能が付属していることに気づいた。USBメモリーを持参すればそれに保存できるとのこと。
 早速昨日カラーのパンフレットを試しにPDFとJPEGにスキャンしてみた。うまく処理できている。A3一枚30円だから、A3版用のスキャナー機能付きのプリンターを高額で購入しなくても済む。
 もっと早く知っていればよかった。

 

「画の東西」展

2013年02月09日 10時34分23秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等
   

 先日紹介してもらった、大倉集古館で開催されている「画の東西」展を訪れた。
 大倉集古館は始めての訪問。
 ネットで検索したら「大倉集古館は明治から大正時代にかけて活躍した実業家・大倉喜八郎が設立した日本で最初の私立美術館です。当館では、喜八郎が生涯をかけて蒐集した日本・東洋の古美術品と、跡を継いだ息子・喜七郎が蒐集した日本の近代絵画などの美術品を中心として、約2500件の美術・工芸品と約1000部の漢籍(中国古典籍)を所蔵しております」との説明が出てきた。

 建物は中国風の楼閣かと思うようなちょっと異様な雰囲気である。建物の前にも仏像などが展示されているが、それには説明書きはない。建物の雰囲気とともにこれもはっきり言ってちょっと異様な感じがする。

 館蔵品展ということで、所蔵する近世・近代の作品を東西の作品の比較をしようとしうもの。その意図が私に伝わったかとなると私の理解力では心もとない。
 やはり名のとおった作家の作品に目が向いてしまう。
 狩野探幽「松竹に鶴・柳に猿」、円山応挙「雁図」、伊藤若冲「乗興図」、英一蝶「雑画帳」といった有名な作家の絵がやはり印象に残った。このうち一蝶の「雑画帳」と応挙の「雁図」はどこかで見たことがあるような印象だった。他のものは始めてみるように思う。
 応挙の「雁図」は複数の雁の群れを描いているようにも、一羽の雁の飛翔を連続して捉えたような感覚にもなる。どこで見たのだろう。保存状態は決していいものではないように見受けられるが、描線も鮮明で見ていて飽きない。
 一蝶の「雑画帳」は17世紀の作品でが、子犬などの描写の色合いが、現代的な雰囲気である。若い人はびっくりするかもしれない。
 若冲の「乗興図」、ネガフィルムのように白黒反転の絵である。これはなかなか面白い着眼点の絵だと思ったのだが、どういういわれでこのような絵を描いたのかはわからなかった。これは面白かった。