蛇口が取れた

4年半の杭州生活を終え、ついに帰国。現在、中国人化後遺症に悩まされ、好評リハビリ中。

第12回 トーキョーアニメイドカフェの巻

2009-12-30 22:08:56 | 杭州カフェ探訪
ついに、杭州にメイドカフェが!!
しかし、・・・・・

先日、西城広場という場所へ食事に行った。
そこは、デパート・カラオケ・映画館・食堂街がある
ショッピングモール的な複合娯楽施設である。

食事(広東料理)は不味かった。
以前よりも数段味が落ちた上に、
ウェイトレスたちの態度も良くなかった。
もう、二度とあの店には行かないだろう。

その店の斜め前に新店がオープンしていた。
それが、この「トーキョーアニメイドカフェ」。
その名の通り、ばっちり日本アニメを意識したカフェ。
さらに、メイドカフェをもミックスした感じである。

食事が不満だったため、
思い切ってこのカフェに入ってみた。

テーブルや椅子は白を基調にしたもので、
奥には和室風味の席もある。
店内の大きなスクリーンで、日本のアニメを流していた。
ボクが行った時は、『ケロロ軍曹』が絶賛放映中だった。

店内にはフィギアが飾ってあった。
ガンダムやケロロ軍曹、ワンピースのキャラクターなどなど。
他には、等身大(?)のエヴァのプラグスーツが飾ってあった。
綾波レイと碇シンジのものが、それぞれ一つずつ。
そしてなぜか、モノポリーやドンジャラなど、日本のボードゲームもあった。

店員も一応メイド服を着ている。
彼女が注文を取りに来た。
普通に中国語で注文を取りに来た。

もちろん、ラテを頼んでみた。
ラテは32元とやや高め。
コーヒーに生クリームが載っているという代物。
しかし、それは、ラテではないだろうよ。

それにしても、
ああ、もやもやする。

なんだろう。
この中途半端感。
全てにおいて微妙。

ラテは普通だし、
値段は高いし、
メイドも一人だけだし、
「お帰りなさいませ、ご主人様」って言わないし、
フィギアも所狭しってほど飾っていないし、
『ケロロ軍曹』っていうチョイスも微妙だし、
店内に流れる音楽はアニメと関係ないどころか、
一体いつの時代の音楽だってくらい古くさいし、
マンガ喫茶のようにマンガが置いてあるわけではないし。

一体何を目指して、
誰をターゲットにして、
どんなコンセプトで開店したんだろうか。

店でランチョンマット代わりに使っていたシートを拝借してきたが、
一体これは何じゃらほい。
写真のこれは何じゃらほい。

「日本アニメ(動漫)年表」と銘打っているが、
見ていると、何故かもやもや感が消えない。
そもそも『ウルトラマンティガ』はアニメじゃないし、
『エヴァ』の主人公はエヴァなのかい?
ガンダムの中国語訳も「敢達」より「高達」のが一般的でしょ。

う~ん、微妙。