蛇口が取れた

4年半の杭州生活を終え、ついに帰国。現在、中国人化後遺症に悩まされ、好評リハビリ中。

D君の結婚-その他諸々編-

2009-12-16 22:52:33 | 中国・その他地域
ついに、大団円へ!
ってほど、話は展開していないが。

二度の食事会を経て、無事結婚式は終了。
象山は杭州からも上海からも遠いので、
地元民以外はみな式場となったホテルで宿泊。

ホテルは、象山では二番目のホテルらしく、
しかも最近できたばかりでとてもキレイ。
そしてここはホテルを中心にコテージがいくつも隣接されている別荘地でもある。

そのコテージのいくつかはホテルの持ち物のようで、
主役の二人と親族はそちらを一つ借り切って宿泊。
夜はそこで宴会となった。

1階にはなぜかマージャン卓まであり、
一部の人たちがそこで日中マージャン対決をはじめていたが、
結局は、新郎新婦を囲んでの和やかな宴会となった。

そして、宴もたけなわとなった午後11頃、
そろそろ解散しようということになった。
その理由は、「残りの爆竹を打ち上げたい」から。
それ以上遅くなると、ご近所さんに迷惑がかかるからね。
って、すでにその時間ではみんな寝静まっているんだけど。

そして面白いのが、
その爆竹打ち上げ後、
主役の二人が自分の部屋に入ったら、
朝になるまで絶対に一歩も外へ出ては行けないということ。
一歩でも外に出ようものなら、今後その二人には不幸が・・・・・。

というわけで解散。

そうそう、それからもう一つ面白い風習が。
式の前日に前乗りして新郎等は来ていたのだが、
その前日にはまず風呂に入る前に、
五果(棗や落花生やら五種類)をお湯に入れてそれで清めてから入る必要がある。

そして、さらに写真の彼が肩からかけている物を見てもらいたい。
これはヒモの両端に袋のような物があり、
片側には先ほどと同じ五果が、
反対側には紅包(ご祝儀袋)が入っている。
これをかけて寝て、24時間は肌身離さず持っていなくてはならないという。
だから、お食事会中も新郎と新婦はこれを実は肩から掛けていた模様。

う~ん、実に面白い。
中国の田舎の結婚は。