蛇口が取れた

4年半の杭州生活を終え、ついに帰国。現在、中国人化後遺症に悩まされ、好評リハビリ中。

激闘の行方

2009-12-29 01:41:36 | 杭州・杭州周辺
最近何故かEMSが立て続けに届いた。

通常、EMSは自宅の玄関まで届けて手渡しをする。
何と言っても、値段が段違いに違うのだから、
当然のサービスだと思う。

配達前に電話が入る。
1件目は家にいたので、
何の問題もなくボクの手元に届いた。

しかし、2件目からおかしくなった。

ある夜、家に帰ると玄関に紙が貼ってあった。
「EMSを届けたが、不在だったのでまた明日来る」
という内容のものだった。

翌日は午前中は朝から仕事で出ており、
午後になって自宅に戻ってきた。
今度は不在通知がなかったので、
前日の不在通知に書いてある電話番号を回した。

オペレーターの女性は、不愛想に、
「じゃあ、今日来るんじゃないの」と素っ気ない。

しばらくすると、電話が来た。
見知らぬ男性からの電話だった。
「今日の午前中も行ったけどお前がいなかったから、
郵便局に取りに来い!」
という、EMS配達をめぐる電話だった。

「郵便局はどこだ?」
「○○路にある」
「遠いじゃないか」
「仕方ないだろ、お前がいないんだから!」

なんじゃあ?!
ふざけるな!!
しかも、怒鳴りやがったなあ!!

そこで、ボクも負けじと、
「今うちにいるから届けに来い!」
と怒鳴ると、
「だから、何度も行ったんだからお前が来い!!」
「ふざけんな!!こっちは仕事でいなかったんだ!!」
「そんなの知らん!!」
「知らんとはなんだ。それがお前の仕事じゃろがぁいいい!!」
と大音声で怒鳴りつけた。

すると、
「今いるのか?」と、聞いてきた。

うおー!!
勝利!!
ヴィクトリー!!

彼はその後、届けに来た。
段ボール箱だったので、彼の気持ちも少しわかった。

そして、先週の土曜日。
朝っぱらから、ドアを連打する奴がいる。
眠い目をこすりながら、ドアを開けると、
そいつの手にはEMSが。

「お前、何度も来たのにいないじゃないか。
電話番号も掛けても通じないし」
と、いきなり怒られた。
寝込みを襲われたボクは、
「ああ、悪かったな」と素直に受け取った。

あとで確認すると、電話は通じる。
恐らく、奴が勝手に掛け間違えていたんだろう。
しかし、時すでに遅し。
ボクの敗北は確定していたのであった。

1勝1敗1引き分け。
勝率5割。
ボクのEMS配達人との戦いはこうして幕を閉じた。


*日曜日に雪が降りました。寒い。